東洋建設

社員インタビュー
土木/設計担当
吉田 征司 土木事業本部 土木設計部 設計課 係長
2006年入社 理工学研究科 海洋土木工学専攻

海が大好きだった。
大きな仕事がしたかった。

子どもの頃、よくパズルで遊んでいました。つくっていたのは、クリスチャン・ラッセンの絵画や、大海原を進む船やヨットの写真のパズル。つくることが好きで、そして何より海が大好きでした。大学進学時にはすでに、「海に囲まれた仕事をしよう」と心に決めていました。防波堤をつくったり、港をつくったり、広大な海に立ち向かうスケールの大きな仕事がしたかったからです。そんな私が、海洋土木に強みを持つ東洋建設を選んだのは、自然な流れでした。東洋建設は海外にも積極展開しており、世界の海を舞台に活躍できるという点も私には魅力的でしたね。
入社後は、土木の施工管理に。最初に担当したのは、島と島をつなぐ海底トンネルの造成。クルマ、電車の往来を実現する大規模プロジェクトです。まずは海底を掘り、そこに「長さ100m×幅35m×高さ8m」の沈埋函と呼ばれる箱型の構造物を沈め、それをいくつもつないでいき、壁を取り除いて1km近くの海底トンネルをつくり上げていく。構造物のスケールも、関わる人の多さも、工法も、驚きの連続でした。

自分が描いたものが
カタチになる。

その後、埋立工事や浚渫工事も担当し、2015年から、桟橋、岸壁、陸上構造物などを描く土木の設計担当に。東洋建設では、まずは現場を経験します。現場の作業、現場で働く人々の気持ちがわからなければ、設計なんてできません。設計一つで、現場の仕事のしやすさも変わってきます。私たちは「大型船を停泊できる桟橋をつくりたい」「岸壁の安全性を向上したい」といったお客様の目的や細かなご要望に応えることはもちろん、現場のやりやすさまで考えた設計を行います。施工のことまで考えた設計ができるからこそ、当社は設計・施工をともに依頼されることが多いのです。経験の浅い私は、上司に教えてもらいながら、造船会社からの依頼による桟橋、岸壁部分の設計を行いました。設計して終わりではありません。最初に描いた図面通りに工事が進むことは稀です。自然が相手。海の状況も現場の状況も様々。着工後も状況に合わせて、設計、デザインの見直しも行っていきます。そのため、設計担当も定期的に現場を訪問し、確認や打合せを行います。現場では、自分が描いたものがカタチになっていくのを目の当たりにできるので、やりがいを実感できます。

世界の国々に貢献する
今までにないデザインを。

たった一本の線や、たった一つの計算ミスが、大きなトラブルを招きます。ちょっとしたことでも、万一、その通りにつくられてしまったら、それはお客様が求めるものとは、全く違う構造物となってしまう。人々の安全にも関わります。それだけ重大な仕事。そのため、「責任感を持って誠実に仕事をしよう」が上司の教えであり、私たち東洋建設設計セクションのスタンスでもあります。当セクションに限らず、東洋建設は、誠実に取り組む人が集まった会社だと思います。人と人との結びつきも大事にする。現場で仕事をしていた時も、協力会社の方々から「東洋建設さんは紳士」と称賛されていました。設計も、現場も、仕事は一人ではできません。協力会社はもちろん、本支店の様々なスペシャリストと連携することも多々あります。私自身も、社外や他部署の方々から頼られる設計担当にならないといけないと思っています。
東洋建設は、新たな技術を積極的に取り入れる会社。新たなところに向かっていこうとする企業姿勢があります。私もいずれは、入社理由でもあった海外案件に携わり、今までにないデザインを手がけるなど、新たな領域に挑んでいきたいです。

ある一日の流れ

7:30 出社
8:30 部内ミーティング(設計進捗・設計方法等の確認)
10:00 デスクワーク(解析業務)
12:00 昼食
13:00 現場からの問い合わせに電話で対応
14:00 上司に設計内容の提案
15:00 上司のアドバイスに基づき修正作業
19:00 帰宅

主な経歴・担当案件

2006年 入社
大阪本店 土木部 工事担当/沈埋トンネル築造工事を担当
2008年 大阪本店 土木部 工事担当/埋立工事を担当
2010年 九州支店 土木部 現場代理人/浚渫工事・陸上構造物改修工事を担当
2012年 九州支店 土木部 現場代理人/防波堤築造工事を担当
2015年 土木事業本部 土木技術部 係長/桟橋・岸壁設計を担当

OFF TIME

設計担当になる前の現場、沖縄でゴルフを始めて、はや2年。大きな空の下、大自然の中で白球を飛ばす魅力に取りつかれ、今も月1回のペースで先輩と楽しんでいる。クルマで遠出し、おいしいものを食べに行くことも大好きで、GWは青森まで足をのばし、大間のマグロを食したという。「魚や酒は、やはり現地で楽しむのが一番です」と頬をほころばせた。

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