社会インフラ、生活基盤を
支える人になりたかった。

文系出身の私は、就職活動前は志望業界・企業が決まっていなかったため、3年生の時に、金融や製薬会社等のインターンシップに参加しました。その中でも、立場や役割を異にする人々が共に「社会のために」という思いを持って、大きな目標に向かって高め合う一体感や「人々の記憶の中に残る建設物をつくる」というゼネコンの業務に、私は共鳴しました。その理由は、大学で社会保障論を専攻し、訪問した中国や南アフリカで、建設物の低質さや、日常の安全で安心な暮らしは決してグローバルスタンダードにはなってはいないということを痛感していたからです。日本の援助機関などが様々な側面から現地に貢献していますが、私は海外での経験から、「より多くの人が安全で安心できる環境」を支えたい、と思うようになり、インフラや生活環境の整備という仕事に携わることで、国内だけでなく途上国の経済発展と社会福祉に貢献できると考えたのです。
東洋建設とは合同企業説明会で出会ったのですが、日本のみならず、東南アジア、さらにはアフリカでも建設を通して、社会発展に貢献している点に興味を持ち、事務職としてエントリー。そして臨んだ面接で、どこよりも私の話にしっかり耳を傾けてくれる姿勢に、「まっすぐに人と向き合ってくれる会社」だなと感じ、私は東洋建設の一員として働きたいと思うようになりました。

日々の細かな業務が会社全体の決算や
資金繰りに関係していることを実感。

私は現在、広島市にある中国支店の総務担当として働いています。支店総務は、経理・決算から、労務管理、労基署等に提出する法定書類の作成、社外向けの会合運営など、幅広く担当します。新規プロジェクトの現場が立ち上がる際には、現場で円滑に作業ができるように、社員の住宅の手配や電話・インターネット回線のシステム関係のサポート等も手がけます。中でも私が中心に行っている業務は、経理・財務業務です。支払い手続きや請求といった、間違いが許されない業務なだけに、数字に誤りがないか、規則を逸脱していないか一枚一枚細かく確認しながら処理していきます。この業務において求められるのは正確性ですが、仕事を機械的にこなすのではなく、「何か得られるものはないか」と自分なりに考えるよう意識しています。私が担当している業務は工事の大きな流れの一部かもしれませんが、任されている業務の意味や背景をよく理解することを心がけることで、お金の流れを掴み「こうして工事が進んでいくのだな」と分かってきたのです。自分の仕事が工事と密に関係していること、ひいては日々の細かな業務が会社全体の決算や資金繰りに関係していることを実感しました。

事務職として、いずれは
途上国の発展に貢献していきたい。

中国支店では、総務担当も定期的に現場を訪問します。事務職の視点から現場の安全面を確認することが目的です。初めて現場に訪問した時は、つくっている構造物のスケールの大きさに驚きました。そして、海洋土木を得意とするマリコン・東洋建設は、普段目にすることがない、水面下の構造物や海底地盤の造成、護岸・防波堤築造により、海に囲まれた日本の国土、人々の命、財産を自然災害から守る重要なプロジェクトを担っているんだと、あらためて実感しました。
私たち事務職のメンバーはそこで働く人たちを支える存在です。会社経営や現場運営において、なくてはならない重要な存在であり、私もいつかは現場で働く人たちから頼りにされる人になりたいと考えています。そして将来は、途上国のインフラ整備に関わる海外プロジェクトに、事務職として参加してみたいです。そのためにも今後、様々な部署や業務を経験することになると思うので、配属された部署の会社における役割を理解し、複雑な問題にも対処できる能力とノウハウをしっかり身に付けていきたいと思っています。
東洋建設は、男女関係なくキャリアを築いていける会社で、女性にとっても働きやすい環境ですよ。