技術・ソリューション

津波発生・伝播・遡上計算プログラム T-TOPPRS

沖合いで発生した津波が海域を伝わって海岸に達し、陸上に遡上するまでをシミュレートします。これによって、港湾域や海岸に到達した津波によって水面が何処まで上昇するか、また、陸域の浸水状況が予測できます。下図は1854年に発生した南海道沖を震源とするM8.4の安政南海地震津波を再現したもので,津波発生後2時間で大阪湾湾奥に津波が到達するのがわかります。この例では、南海道沖(高知沖)で発生した津波を大阪湾内まで追跡するために、4段階にメッシュを徐々に細かくして計算しています。

津波発生・伝播・遡上計算プログラム T-TOPPRS

津波の計算方法

津波の伝播計算は最初に津波の初期波形を与え、それが時間とともに変形していく様子を非線形長波理論に基づく支配方程式を解いて追いかけます。津波の初期波形は、対象地震の断層パラメータから求めた海底の隆起や沈降の分布に水面変動が一致すると仮定して与えます。本計算プログラムは防衛大学校藤間教授ご指導の下に導入・使用しています。

特徴

  • 中央防災会議の東南海,南海地震に関する検討や,内閣府の南海トラフの巨大地震の検討で使用されたものと同等のプログラムです.
  • 段階的に発生させる津波の規模を大きくしたシミュレーションも可能です。