技術・ソリューション

コンクリート打設管理システム

「コンクリート打設管理システム」は、インターネットやICカード(RFID)を利用し、レディミクスドコンクリートの打設管理を行うシステムです。生コン車の運行状況や平均運搬時間、打ち重ね時間間隔、品質管理試験結果、生コン車ごとの打ち込み完了までの許容時間などの情報を生コンクリート製造工場、打設現場に設置したパソコンやRFIDカードリーダーによりリアルタイムに把握し、コンクリート製造者、施工管理者で共有するシステムです。
生コンの製造時刻、運搬・待機状況を把握することにより、打ち込み完了までの間にアジテータートラックの滞留による交通渋滞やコンクリートの品質低下を防ぐとともに、打ち重ね時間管理によりコールドジョイントなどの発生防止を可能とするシステムです。

コンクリート打設管理システム

システムの流れ

適用現場例(1)

適用現場例(2)

特徴

  • 製造工場および現場事務所のカードリーダーにアジテータートラック(生コン車)の運転手が携帯するICカード(RFID)をタッチすることにより、レディミクスドコンクリートの製造時刻、出荷時刻、荷降おろし開始・終了時刻がサーバーのデータベースに登録され、リアルタイムで出荷運搬状況、現場における滞留状況などの把握ができます。
  • 筒先担当者が携帯用端末を使用し、施工計画でブロック分けされた打設箇所の打設開始・終了時刻をそれぞれ記録します。生コン車の運行状況と現場試験結果をシステムで確認し、打設状況から出荷工場やポンプ車へ適切な指示により、施工計画に即した確実なコンクリートの打設が可能となります。さらに、あらかじめ入力した打設順序・数量データに対し、リアルタイムで入力される打設実績を比較することで、施工進捗状況の確認が可能となります。
  • コンクリート製造工場、施工現場で品質管理試験結果をシステムへ登録することにより、運行・施工情報も含めた品質管理データのリアルタイムでの共有と製造工程への迅速な情報のフィードバックが可能となり、高品質なコンクリート製造・供給することができます。