技術・ソリューション

シラス系低強度充填モルタル

 シラス系低強度充填モルタルは、南九州地方で広範囲に分布する火山堆積物のシラスを有効活用した空洞用充填材で、シラス、セメント、無機質系粉体混和材、水、高性能AE減水剤で構成されます。充填材体積の40%をシラスが占め、無機質系粉体混和材として産業副産物である石炭灰や高炉スラグ微粉末などを利用できるのが特長です。

シラス系低強度充填モルタル

シラス充填材の配合例と性能

シラス充填材の流動性

シラス充填材の施工状況

特徴

  • 南九州地区に広く分布するシラスを充填材として有効使用できる。
  • 製造に特殊な設備を必要としない。生コン工場で製造できるため、アジテータ車での運搬が可能である。
  • 混和材料として、フライアッシュ等の無機質材料を使用できるため、シラス以外の産業副産物の有効利用も可能となる。
  • 南九州地区になどに広く分布する特殊地下壕(防空壕)などの埋め戻し材として工事実績がある。