技術・ソリューション

生分解性シートを用いた人工干潟造成:ECOFLAT工法

近年、浚渫土砂を利用した人工干潟や人工浅場が各地で計画あるいは造成されつつありますが,用材として利用される土砂が非常に軟弱な場合、最終的に覆砂などを行う際に、適切な施工ができない可能性が有ります。
東洋建設㈱では、このような問題を解決する手法として、「生分解性シートを用いた人工干潟造成手法」を提案します。通常の化学繊維を原料とするシートとは異なり、生分解性材料であるポリ乳酸を原料とするシートを利用していることが大きな特徴です。

生分解性シートを用いた人工干潟造成:ECOFLAT工法

生分解性シート

とうもろこしから抽出されるポリ乳酸を原料とし、現地条件にもよりますが、通常4~5年で水と炭酸ガスに分解されます。

特徴

  • 通常のシート工法やジオテキスタイル工法と同様の設計法が適用できます。
  • 生分解性素材なので、いずれは水と炭酸ガスに分解されます(4年~5年程度-ただし、現地条件にもよります)。
  • メッシュ状なので、地盤との摩擦抵抗も期待できる上に、生物の地中への移動を妨げません。