技術・ソリューション

平面水槽・津波流れ発生装置 T-TUFGEN3D

継続時間の長い津波を再現するために導入されたのが「津波流れ発生装置T-TUFGEN3D」です。毎分10トンの送水能力を有するポンプ4台を備え付けた平面水槽で、津波に伴う強力な流れ場の発生実験を行い、3次元場での津波対策構造物の安定性や機能を評価します。防波堤の開口部に発生する強力な流れや、構造物配置による水面勾配の発生などが構造物の安定性や機能、施工時の安全性にどの様な影響を与えるかなど、様々な分野で活用されています。

平面水槽・津波流れ発生装置 T-TUFGEN3D

平面水槽津波流れ発生装置 T-TUFGEN3D

イメージCG

港内に侵入する津波の再現

特徴

  • 毎分11トンの送水能力をもつポンプ4台で強大な流れ場を平面水槽内に発生します
  • 造波装置と併用することで波と津波の共存場も再現することができます
  • 防波堤の開口部を模擬した実験(水深30㎝)では、水理模型実験としては非常に大きな1.6m/sの流速を記録しました
  • 公開実験による地域住民の方々への啓蒙活動など地域防災にも貢献しています