技術・ソリューション

堤体孔開け工法 鋼コンクリート半円形仮締切工法

従来のダム再開発の施工方法は、貯水位を充分に下げてドライな状態で行うか、可能な限り貯水位を下げて低水深用の仮締切(鋼製チャンネル型アンカー方式など)を設置して行われ、利水運用に少なからずとも影響を及ぼしていました。
「鋼コンクリート半円形仮締切工法」は、水位制約を行わずにダム再開発事業を可能にするために開発され、最大50mの高水圧に耐え、大水深下でドライ施工できる仮締切工法です。

堤体孔開け工法 鋼コンクリート半円形仮締切工法

締切部詳細

特徴

  • 鋼コンクリート半円形仮締切工法は、最大50mの高水圧に耐え、大水深下でのドライ施工を可能にしました。
  • 水面上まで連続した作業スペースを確保できます。
  • ドライ施工ができるため、汎用機器を使用することが可能となり、施工性・経済性の向上をはかることができます。
  • 貯水池の水位運用に制約を与えないため、利水機能を維持したままダム再開発ができます
  • 既存ダムストックの有効活用として、排砂設備設置による貯水池の延命化、放流設備設置による治水、利水機能の強化などに対応できます。