技術・ソリューション

コラムリンク工法 (NETIS番号:QS-120003-A)

コラムリンク工法は、深層混合処理工法により造成した杭状の改良体と壁状の改良体を、機能的に配置することにより、経済性と周辺地盤への影響の抑制を両立した杭状・壁状配置併用型地盤改良工法です。壁状改良部を側部壁と呼び、側部壁より盛土中心側の杭状改良を内部杭、側部壁から盛土法尻側の杭状改良を外部杭とそれぞれ呼んでいます。盛土周辺地盤に発生する変状を抑制することが可能であることから、民家等に近接して施工が必要な区間で、周辺地盤の変位・沈下制限が厳しい工区での地盤改良工法として適しています。また、補助工法として繋ぎ材で壁式改良の側部壁を繋ぐことによって、盛土施工時に発生する周辺地盤への変状抑止効果をさらに高めることができます。
コラムリンク工法 (NETIS番号:QS-120003-A)

特徴

  • 地盤改良体の機能別配置法によって、低改良率の深層混合処理工法で周辺地盤への高い抑制効果が得られます。
  • 構造物近接箇所等での軟弱地盤の盛土工事における工期短縮やコスト縮減が期待できます。
  • 側部壁の拘束効果によって、側方流動を抑制する効果を高めます。
  • 地震時に液状化が発生しても、拘束効果によって盛土天端の形状が保持され、交通機能の維持が可能となります。