技術・ソリューション

潜水作業支援システム (港湾関連民間技術の確認審査・評価事業 認証番号16004)

港湾など水中での工事において、潜水士による潜水作業では、「高気圧作業安全衛生規則」により、作業深度と作業時間によって浮上停止深度と停止時間が定められています。これまでは、潜水士が「潜水業務用時間表」を基に作業予定から浮上停止深度と停止時間を求め、1日の潜水作業タイムテーブルとして潜水作業計画書を手作業で作成していましたが、潜水作業中に作業時間が変更されたときの浮上停止時間は、船上の連絡員が手作業で実際の潜水作業時間と作業最大深度から求め直す必要がありました。この場合、不慣れな連絡員では浮上停止時間を求めるのに時間がかかり、速やかな作業予定の変更ができず、間違いをおこす危険もありました。このような背景から、当社は潜水作業計画が容易に作成でき、計画に従って潜水作業を管理するシステムを開発しました。
潜水作業支援システム (港湾関連民間技術の確認審査・評価事業 認証番号16004)

特徴

  • 開始時間、作業時間及び作業深度の3項目を入力するだけで、日本潜水協会の潜水作業マニュアルに則った潜水計画が作成できます。
  • 潜水時間,潜水深度,浮上停止時間等を自動計測することで,送気員らが潜水状況をリアルタイムで監視できます。
  • 潜水作業時に作業時間や作業深度が計画より変更された場合,計測した潜水情報にもとづき,浮上停止時間を更新できます。
  • 作業中の潜水士の心拍数および送気圧が船上でリアルタイムに監視できること。