技術・ソリューション

ケーソン自動制御据付システム(函ナビ-Auto)

近年国内の港湾工事においては i-Construction が導入され、3 次元データを活用した施工の省力化・機械化が進められています。当社では、すでに「ケーソン据付システム(函ナビ)」(NETIS:CBK-130002-VE)を開発し、効率化や据付精度と安全性の向上に努めてまいりましたが、新たに注水・ウインチ操作の自動制御を付加させた「ケーソン自動制御据付システム(函ナビ-Auto)」を開発しました。その内容は、ケーソンの位置と注水状況を計測し、PC 画面上に表示する「ケーソンリアルタイム計測システム」と、それらの情報をもとに注水作業と引き寄せウインチ操作を自動で調整する「注水・ウインチ操作自動化システム」から構成されています。
ケーソン自動制御据付システム(函ナビ-Auto)

特徴

  • 一次注水から据付完了まで、ケーソン上に人が立ち入ることなく据付を行うことができます。
  • 注水の自動化システムにより、隔壁部に水位差による負荷を与えることなく注水管理をすることができます。
  • ウィンチ操作を自動化することで、新設ケーソンが既設ケーソンに接触する段階までウィンチ操作の自動化が可能となりました。