技術・ソリューション

回転式大型動的コーン貫入試験装置(ユニコーン)

施工中の地盤性状の確認は、建造物の品質を高めます。回転式大型動的コーン貫入試験装置(ユニコーン)は、自走型のクローラー型ベースマシンに貫入用の打撃ハンマーを備えたガイドセルを装着したもので、打撃・回転を用いた強⼒な貫⼊能⼒によりコーンを地盤に貫入し、打撃回数および回転抵抗から地盤の地層構成や地盤強度を素早く連続的に測定することが可能です。従来の定置型に比べ、クローラタイプで機動性が高く、また貫⼊速度が速いため、短時間で精度良く、しかもローコストでの地盤調査が可能です。精度の⾼いデータをもとに、施工計画・設計管理を⾏うことで、トータルコスト削減を実現します。
回転式大型動的コーン貫入試験装置(ユニコーン)

特徴

  • 打撃・回転・圧入の組み合わせにより軟弱な粘性土から山ズリや岩塊を含む地盤まで幅広く対応できます。
  • 打設方向の任意設定、簡易なサンプリングが可能で既設構造物下部等の調査も容易です。
  • 砂質系土砂では、打撃・回転抵抗から Nb 値(N=3Nb:経験式)をリアルタイムに計測することができます。
  • 粘性土層では、圧入時の回転抵抗から粘着⼒をリアルタイムに計測できます。