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ベトナム ラックフェン港航路浚渫工事を受注しました。

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤 恭司)は、ベトナム交通運輸省海洋開発工事事務所から「ラックフェン国際港建設事業(港湾)パッケージ8」を単独受注し、2015(平成27)年11月30日に契約調印式が執り行われました。本事業は日本政府が独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じて供与する有償資金協力(円借款)のうち、本邦技術活用条件(STEP : Special Terms for Economic Partnership)で実施されるものです。受注金額は約151億円、工期は915日であり、当社にとりましてベトナムにおける過去最大規模の工事となります。

 

 ベトナム北部海岸沿いのハイフォン市、ハロン市から首都ハノイまでの地域には日本を含む多数の外国企業が進出しておりますが、これらの外国企業を支えてきたハイフォン港とカイラン港は、大型コンテナ船を受け入れるのに十分な水深を有していない状況にあります。本事業は、ハイフォン市東部のラックフェン地区に大型コンテナ船が入港可能となる国際大水深港を新たに建設するとともに、周辺基礎インフラの整備を行うことによって、増大する貨物需要や海運市場における船舶の大型化への対応を図り、北部の経済発展、国際競争力強化に寄与するものです。また、日本・ベトナム両国による初の官民連携事業(PPP)であり、当社はこの内、上流側の航路及び泊地浚渫工事を施工いたします。

 

 当社は、ベトナムを海外事業における重点国の一つとして位置付け、2004(平成16)年にハノイ営業所を開設して以来、港湾開発工事、航路浚渫工事、プラント関連工事、工場建築などの実績を着実に積み上げてまいりました。今後も様々なインフラ整備事業に参画し、当社が長年培ってきた技術を同国に移転し、ベトナムの経済発展に寄与してまいります。

 

【工事概要】

工事概要

 

【施工場所】

施工場所ラックフェン地図

 

問合せ先
東洋建設株式会社
経営管理本部経営企画部広報課 北村 健
電話 03-6361-5461