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東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤 恭司)は、我が国の海洋を取り巻く社会環境(海洋エネルギー・資源・海洋環境保全等)に対応するため、自航式多目的船の建造に着手しました。
新造する自航式多目的船は、排他的経済水域や遠隔離島での就役を目的に3ヶ月程度の無寄港作業に耐え得る航海能力に加え、強い潮流域かつ強風時での定点保持が可能な最新鋭の定点保持機能(DPS:Dynamic Positioning System)を有することを特徴としています。また、広い積載スペース(925m2)や定員50人を超える居住区等により、建設作業のみならず海洋域で多目的に利用することが可能です。一方、昇降格納式のバウスラスターや着脱式のスパッドを搭載していますので、比較的水深の浅い国内の港湾工事にも就役が容易であり、活躍するフィールドは多岐にわたると期待しています。
さらに、各種通信設備や海水淡水化装置、大容量燃料タンクなどを装備することにより、巨大地震などの大規模災害時における災害支援基地としての機能や物資運搬業務等を担うことも想定しています。
当社として2001(平成13)年以来の大型作業船建造となるこの自航式多目的船は、2016(平成28)年9月の就航を予定しています。今後、港湾整備をはじめとする様々な海洋作業で活用することにより、引き続き我が国の発展に寄与してまいりたいと考えております。
【主な用途】
・近海/沿海/平水域における海上作業全般
・定点保持を必要とする作業(漁礁・海洋再生エネルギー発電施設等の設置)
・起重機作業
・浚渫作業(砕岩・硬岩使用含む)
・海底ケーブル敷設作業
・杭打作業(フライングハンマー使用)
・洋上風力発電装置設置の補助作業
・機械式捨石均し作業
・機材運搬
・その他(海洋調査・探査業務、災害支援活動 他)
【主要諸元】
問合わせ先
東洋建設株式会社
経営管理本部経営企画部広報課 北村健
電話 03-6361-5461