また、研究所に子供たちがやって来た!(美浦研究所)
〜土木の日のイベントで施設を公開〜 |
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平成18年11月18日(土)、当社美浦研究所にて美浦村主催、土木学会後援により、美浦村の子供たちに当研究所を開放するイベント「わくわく美浦っ子塾」が開催されました。参加者は、小学1年生から中学2年生までの児童・生徒10名と保護者8名、教育委員会からの引率者2名の、総勢20名でした。このイベントは昨年に続き2回目で、この日はちょうど村の他の行事と重なったため前回より参加者は少なかったものの、これまでの様子を知った村外の親子連れが参加されるなど、嬉しい飛び入りもありました。
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【来て、見て、体験、コンクリート】 
最初に佐野美浦研究所長から、建設会社の役割りや当社のつよみ、研究施設の紹介がありました。その後材料実験棟に移動し、コンクリートの製造・製作体験、施設見学を行いました。ここではまず末岡室長がパネルと材料見本を用いてコンクリートの性質などの説明を行ったほか、内部の構造がよく見える運搬車の模型を使って、コンクリートの運搬や排出する際のしくみを勉強しました。模型を自分で動かしてみた子供たちからは、その螺旋構造とコンクリートが出てくる様子に感嘆の声があがりました。また実物のミキサでコンクリートを練り混ぜる様子を間近で観察したり、小さな気泡をたくさん入れたコンクリートをつくる様子を見たり、水に浮かせてその軽さを体感した子供たちは驚きの声をあげていました。また、水の中に流し込んでも濁らないコンクリートなどの説明を受け、いろんなコンクリートがあることに目を見開いていました。続いてはコンクリートの人形製作です。超早強のセメントと短い繊維、これに水を加えたコンクリートを自分たちで練り混ぜ、色づけをし、用意された人形の型枠に流し込み、温度と湿度が一定に保たれた室の中 に入れるという、一連のコンクリートの製造過程を体験しました。
子供たちは一生懸命格闘し、それぞれ何ができるかの期待を胸に、作ったものを大事そうに室へ運んでいました。 コンクリートについての勉強の最後は、施設見学です。子供たちは20℃、湿度60%に保たれた部屋でコンクリートの変形特性を調べる試験の状況を見学したり、大きな水槽の中にたくさんのコンクリート試験体が並んでいる状況を興味深く見学しました。その後、コンクリートを割って溶液を吹きかけ、アルカリが失われた部分を変色の度合いで確認したり、鉄筋を引っ張ってその伸びる様子や破断する際の衝撃音を体感しました。
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「どうやってコンクリートが運ばれるのかな」 コンクリートってこうやってできるんだ!
おもちゃの運搬車を使って試してみます |
できたてのコンクリートを触ってみます 「気泡コンクリートって軽い!」
保護者の方もびっくりです |

自分で練ったセメントミルクを型に流して・・・養生室へ。どんな人形がでてくるのか、楽しみです! |

施設見学。「液をかけたらコンクリートの色が変わった!」 「コンクリートが折れちゃった!」
たくさんの実験の様子に、目を丸くする子供たちです |
【地震!美浦村は大丈夫?私の家は・・・?】
次にヘルメットをかぶって訪れた構造実験棟では、突然現われた大きな反力壁が小さな子供たちを驚かせました。ここでは、地震のしくみや地震に強い建物について学びました。芳賀副所長から施設の説明を受けた後、パネルで「地震はどうして起こるのか」「地震の揺れにより地面や建物はどうなるか」の解説があり、その後、建物の高さによって揺れ方が違うことや、液状化により地面の上の重いものが沈み、地中の軽いものが浮くことを模型で確認したところ、子供たちには地震の怖さが伝わったようでした。次にその不安を解消するための地震に耐える工夫を、実際に3種類の模型(筋交いを入れたもの、障子紙を貼って耐震壁にみたてたもの、何もしないもの)を使って、綱引きをしてもらうことで体験しました。筋交いや耐震壁が地震に強いことを知り、安堵していたようです。特に障子紙の耐震壁は塾生たちの力だけでは壊れず、保護者に代わってもらって壊れたことで、障子紙の強さにみな驚いていました。また、太径の鉄筋などに直接触れたり、コンクリートのみと鉄筋が入った鉄筋コンクリートの強さの違いを確認し、
構造実験で地震に強い建物づくりに取り組んでいる建設会社の一端を知っていただくことができました。
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地震の揺れ方による建物の揺れ方の違いを実験しました
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免振のしくみはわかったかな? 液状化ってこわいね! |

耐震壁綱引きの様子。強いぞ! 地震が起きても安心だね
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【みんなでやればきれいになるよ! 海も川も湖も】
最後に会議室に戻り、海や川をきれいにする技術を紹介しました。安岡環境エンジニアリング部長のスクリーンによる解説と海洋深層水のプレゼントのあと、佐藤環境技術室部長の解説によるワカメから抽出したアルギン酸を利用した凝集実験に、子供たちもチャレンジしました。注射器から押し出される、着色した色とりどりのアルギン酸がおもしろいように固まる様子に、塾生は大きな歓声をあげ、持ち帰り用の小瓶に大切そうに入れていました。

実験終了後には中学2年生の男子から、「霞ヶ浦の水が白濁しており、調査の結果アルミニウムイオンが原因で、自然由来の他に水道水の凝集沈殿に使用されている凝集沈殿剤も影響している」との研究報告と、また「今回の海藻を用いた凝集沈殿材はいつ頃実用化になるのか」との質問も受け、子供たちの環境に対する関心の高さに、当社職員が逆に感心させられるやり取りもありました。
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佐藤部長の説明に聞き入る子供たち 凝集実験にチャレンジ! |

アルギン酸が固まる様子に、「おもしろーい!」という歓声が響きました |
イベントの締めくくりとして、先に材料実験棟で型枠に流し込んだコンクリート製の人形の取り出しを行いました。自分の名前の書かれた型枠から恐竜やクマや車などのずしりと重い人形を取り出した子供たちは、世界に一つしかない自分たちの作品の出来栄えに感激してこの日いちばんの笑顔を見せてくれました。
塾生のきらきらとした笑顔から、今回のイベントは建設業と地域住民の方々とのふれあいの場として、双方にとってたいへん有意義な時間となったと確信しました。昨年に続き参加してくれた子供が3人おり、また美浦村教育委員会からは、来年もぜひ開催してほしいとの要望を受けましたので、研究に対する更なる努力に加え、今後ももっと積極的に参加していただけるよう、このイベントのよりいっそうの充実をはかり、何より継続していくことを第一に考えて努力していく所存です。
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