東洋建設 統合報告書_2024
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0東洋建設 I 統合報告書 2024114.47103.2185.39201950名程度が参加し、全員でアマモの種と砂・腐葉土を不織布120.99101.89101.89104.0092.6394.3476.3420202021127.68105.8682.7620222023土木130.87全社98.70建築53.64(年度)(t/億円)1601208040*2 国土交通省報道発表資料https://www.mlit.go.jp/report/press/port06_hh_000290.html江井島海岸でのアマモ種子採取お母さんと一緒に不織布パックにアマモの種と砂・腐葉土を投入Jブルークレジット発行証書の減少となりました。建築工事の完成工事高1億円当たりのリサイクル量が減少した要因は、リサイクル率がほぼ100%であるコンクリート殻の排出量が大幅に減少したことと思われます。アマモなどの海草やコンブなどの海藻は、光合成によるCO2の吸収と酸素の供給、赤潮の発生原因となる窒素やリンの吸収による水質の浄化や底質の安定化など、水域環境の形成に重要な役割を果たしています。また、CO2を吸収・固定化する効果があり、わが国では2022年度には約35万トンのCO2が藻場により吸収されたことを国連に報告しています。(2024年4月当社は、アマモの実証研究のため、2001年から兵庫県明石市江井島海岸でアマモ播種シートを敷設しており、その後江井ヶ島漁業協同組合(江井ヶ島漁協)およびNPO法人アマモ種子バンク(アマモ種子バンク)と連携して「アマモは海のゆりかごだ!」プロジェクトとしてアマモ場の造成を行っています。江井島海岸で造成したアマモ場は、多様な生物のすみかであるとともに、ブルーカーボン生態系の維持に寄与しており、2023年度も前年度に続いて4.5t-CO2のブルーカーボンクレジットを創出しました。(江井ヶ島漁協およびアマモ種子バンクと共同でジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)にブルーカーボンクレジットを申請)また、横浜市金沢区の海の公園では、東京湾UMIプロジェクト、日本テレビ放送網株式会社と協働し、アマモの種まきイベ当社は、事業活動が自然生態系に与える負荷を軽減していくため、環境保全に貢献できる活動や技術・研究開発を推進しています。事業が与える自然生態系への負荷の軽減完成工事高1億円当たりのリサイクル量の推移ントを開催しました。イベントには職員のほか、子どもを含めてパックに詰める作業を行い、最後にダイバーが海に播きました。このような体験を通じ、参加した子どもたちがブルーカーボンに興味を持ち、アマモ場再生活動の輪が広がっていくよう、当社はこれからも取り組みを続けていきます。リサイクル量2023年度の完成工事高1億円当たりのリサイクル量は、全社で98.70t/億円、土木工事で130.87t/億円、建築工事で53.64t/億円と土木工事が微増、建築工事が減少、全社で若干基本的な考え方ブルーカーボン生態系の活用に向けた取り組み12日付国土交通省報道発表*2資料)57

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