東洋建設

社員インタビュー
土木/施工管理(海上土木)
長谷川 晋也 関東支店 土木部
2014年入社 工学部 地球工学科

一人ひとりを想い、
一人ひとりが主役になれる会社へ。

大学で土木を学んでいた私が、就職先として考えたのがゼネコン。でもその多くが、土木より建築の売上の方が大きい会社ばかりでした。私は「土木に力を入れている会社」という観点で企業選びをしていたので、おのずと土木に強い「マリコン」に絞られていきました。「海洋土木」という一般的なゼネコンにはない強みがあったことも、私にとって魅力的でした。たとえば、スーパーゼネコンでさえ、海の工事では、海洋土木のノウハウと作業船を有するマリコンの力を必要とします。そのため、マリコンなら、他にない専門性を手にすることができ、不可欠な存在になることができる。それは、自分の将来にとって大きなアドバンテージになると考えていました。
マリコンの中でも、東洋建設を選んだ理由は、どこよりも「私という人間」を見てくれたと思ったからです。学歴など人のスペックだけで判断せず、アルバイト経験の話や卒論テーマの話などを通して、私自身を理解しようとしてくれた唯一の会社でした。そのスタンスに好感が持てましたし、そういう会社なら社員一人ひとりを大事に想ってくれるのではないかと考えました。従業員数1,400人程という会社の規模感も、自分には理想的でした。小規模なゼネコンより安定性や成長性が感じられましたし、数千人もいる大手ゼネコンより、自分が主体となってチカラを発揮していけると思ったからです。

スケールの大きな海洋土木。
つくったのは、大きな信頼だった。

施工管理となった私の最初の担当は、陸上土木。高速道路の橋脚下部工事を行いました。東洋建設は、海洋土木も陸上土木も手がけているので、多様なプロジェクトに取り組める魅力があります。実際に、2現場目では、防波堤築造という海洋土木を経験することができました。防波堤築造は、ケーソンという箱型のコンクリート構造物を海に並べていくのですが、水深のある沖に設置するため、高さ30メートル、重量は8,000トンにも及ぶ、国内最大級のケーソンが使われました。延べ数百人の作業員をけん引しながら、それだけ大きなものを陸上でつくり、多種多様な作業船を駆使して、海に設置していきます。仕事のスケールも、つくる構造物のスケールも、とてつもなく大きい。これこそ海洋土木ならではの醍醐味です。
この現場で、タイムリーに資材が搬入されない事態に直面しました。海の工事はタイミングが大事。波や風の影響を受けるため、作業できる日・時間帯が限られます。作業を行う協力会社の方々もしびれを切らしており、私は搬入業者をはじめ関係各所に交渉を行ったのですが、搬入はやはり難しい状況でした。その時、協力会社の職長さんが、「作業のことや私たちの気持ちをわかってくれる人がいてくれて良かった」と声をかけてくれました。それ以来、その職長さんは若手の私を頼りにしてくれるようになりました。多くの人が関わる建設の仕事で、いちばん大事なのはコミュニケーション。人対人の仕事は信頼の上に成り立ちます。

「前例がない」に挑む
やりがいや面白さがある。

現在、私が携わっているのが、火力発電所で発生する石炭灰の処分場建設プロジェクト。茨城港常陸那珂港区に面した海の一部を四角く囲い、石炭灰の埋立処分スペースにします。私は、石炭灰が混ざった水が、海底などから場外に浸出するのを防ぐための護岸工事を担当。周辺の環境を守ることを目的とした遮水シートや砕石などを海底から何層にも積み重ねていきます。これは、捨石傾斜堤工法と言われるもので、外洋に面した海域では前例がほとんどない工事です。
このプロジェクトには、以前の現場で出会った上司から誘われました。「前例があまりない工事が始まる。長谷川が中心となって施工方法を考え、つくっていってほしい」と言われました。この時は、まだ入社2年目。期待されて、嬉しかったですね。一般的に土木工事では、発注者側が作成した設計図面をもとに、受注者側で施工計画を立案し、施工方法・施工手順、および機材等を決定します。上司や協力会社とも相談しながら、何がベストか見出していく。そのプロセスが私は楽しくてしょうがない。前例なき工事の場合、自分が考えたことが前例となり、受け継がれていきます。そのやりがいや面白さは格別ですね。
いずれは、設計・土木技術、営業など、様々な仕事に携わり、東洋建設の新たな可能性を切り開く存在になりたいです。東洋建設でのすべての経験が、自分を大きく成長させる糧になると信じているからです。

ある一日の流れ

7:00 出勤、作業内容や天候の確認
8:00 朝礼、現場作業状況確認
10:00 事務所にて書類作成
12:00 昼食
13:00 現場巡視、協力会社と翌日の作業内容の確認
14:00 隣接工区の担当者と打合せ
16:00 事務所にて打合せ(現場進捗・隣接工区状況の周知)
17:00 事務所にて書類作成・翌日の準備
19:00 帰宅

主な経歴・担当案件

2014年 入社
関東支店 土木部 工事担当/臨港道路高架橋下部工事を担当
2015年 関東支店 土木部 工事担当/防波堤築造工事を担当
2016年 関東支店 土木部 工事担当/廃棄物処分場護岸築造工事を担当

OFF TIME

休日は、ライブハウスでスパーク。ROCK IN JAPAN FESTIVALにも毎年行っているという。一緒に行くのは学生時代の友人たち。ライブハウスでも新たな友人ができ、異業種の人たちとの交流が増え、刺激をもらっているという。「ライブハウスに行くと、人とのつながりが広がり、自分の世界観も広がっていきます。非現実的な空間で、同じ音楽が好きな人と、同じ時間を過ごすのは、最高です」と話す。

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