東洋建設

社員インタビュー
建築/設備担当
八重樫 春菜 関東建築支店 設備部
2014年入社 工学部 建築学科 環境建築コース

空調・電気・衛生設備の
すべてが手がけられる。

小学生時代に自宅を新築した時に、建築の世界に興味を抱きました。多くの人々の手によって、骨組みから建物ができあがっていく様子を眺めて驚いた記憶があります。大学では空調や照明などの設備が、住まいの快適さにどのような影響を与えるかを学び、それを極めたいと考えて建築設備の仕事を志しました。机上で建物を構想するよりも、現場で実際に建物をつくるプロセスに携わりたくて、ゼネコンを選択。その中でも東洋建設を選んだ理由は、物件を丸ごと担当することができ、空調・電気・衛生設備などのうちどれか一つではなく、一人で設備全般が手がけられるからです。それがとても魅力的に感じられて入社を決意しました。

現在は、設備の施工管理を担当しています。設備の設計・施工を行う協力会社を管理し、設計通りに工事が進んでいるかどうかをチェックする管理業務や、工事費用の見積作成なども行っています。入社当初は設備づくりの基本がつまったマンションやオフィスビルを担当し、仕事の基礎を叩き込まれました。現在の自宅の近くに、入社当初に担当した事務所ビルがあるのですが、その前を通るたびに「今日もちゃんと使われている」と嬉しくなるとともに、初心に帰ることができます。

国際大会にも使われる
水上競技施設づくりに挑戦。

国際大会のボート・カヌー競技でも使われる予定の海の森水上競技場新築工事では、1万数千人の観客が競技を応援する観覧席や、競技に使われるボートを収納する設備などを担当することができました。アジアで最高峰の水上競技施設の一つとして、競技が行われれば世界中から注目を集めることもある建築です。それを「自分が担当できるんだ」と思った時には、とてもワクワクしただけではなく、「大事な仕事を任された」という喜びと責任、そして自分も着実にステップアップできていることを実感できました。
競技に使われる巨大な施設が着々とそのカタチを現すのに並行して、内部で設備工事を進めます。大規模施設の照明がパッと点けばそれだけでも感動しますが、実はそこからが勝負。一つひとつの設備が仕様通りに機能するかどうかをチェックし、問題があれば対応していきます。工事中つねに念頭にあったのは、施工段階だけではなく完成後の問題発生をも極力防ぎ、より長く快適に不便なく利用される設備を実現すること。それだけに、最終的に何事もなく引き渡しになった時には感動の波が押し寄せるとともに、無事に終わったというホッとした気持ちに包まれます。

様々な問題を乗り越えて
設備を完成させる喜びがある。

モノづくりの現場では、日々発生する様々な問題への対処が欠かせません。最初は上司の指示をもとに業務を進め、判断基準や考え方を習得してきました。言われたことは絶対にやり遂げようと考えて、自分がどう判断してどう対応したのかを逐一報告していました。そんなある日、上司がポロリと言った言葉が「責任は俺がとるから好きにやっていいよ」。自分の成長が認められたという喜びとともに、私に任せてくれる上司に失敗の責任をとらせるようなことがないように、気を引き締めて仕事に取り組もうと気持ちを新たにしました。
その後も様々な物件を担当し、中には特殊な消防設備を備えた案件も手がけて、技術の幅を広げることができています。設備づくりの仕事の醍醐味は、多種多様な人たちをまとめ、力を発揮できるような環境をつくり、「大変なこともあったけれど頑張ったね」と竣工後に笑い合えること。その瞬間があるからやめられません。今後は、専門知識はもちろん人間的にも成長して、「八重樫に任せれば大丈夫!」と周囲の人たちから信頼される存在になりたい。こんな素敵な仕事を後輩たちにも続けていってほしいから、しっかりとフォローにも力を入れていきたいと思っています。

ある一日の流れ

8:15 出社、今日の仕事内容やメールを確認
9:30 書類チェック、定例会議への提出資料準備
12:00 昼食
14:00 担当現場に行き定例会議
15:00 現場確認
16:00 協力会社と打合せ
17:30 図面チェック
19:00 帰宅

主な経歴・担当案件

2014年 入社
関東建築支店 建築部 係員/NSD木場を担当
2015年 関東建築支店 設備担当/台東区谷中3丁目新築工事、関東建築支店 浦和常盤2丁目計画新築工事を担当
2017年 関東建築支店 設備担当/宇短大附属高校野球場新築工事、さわやか信金羽田ビル新築工事、海の森水上競技場新築工事を担当
2019年 #2六郷ポンプ所耐震補強工事、南本牧MC-4管理棟整備工事を担当
2020年 さわやか信金戸越銀座支店新築工事、フレンドビル建替計画を担当

OFF TIME

趣味は入社後に始めたゴルフで、プレーを楽しむのはもちろん、他部署や他支店の人たちとの交流も楽しみにしている。休日はショッピングをしたり、美容室やネイルサロンに出かけてリラックス。仕事で現場に出るので爪を長く伸ばし過ぎるのは危ないけれど、ネイルアートなど、一般的な女性が楽しんでいることを、建設業界の社員も楽しむことができて当然という会社の考え方がある。

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