「バケットサイホ-ン」は、グラブバケット内の余水をサイホンの原理で排水する装置です。従来、浚渫土砂の改良を伴う浚渫工事においては、バケット内の余水を時間をかけて排水した後、土運船に積み込んでいましたが、この工法は動力を使わずに排水時間を大幅に削減できるため、浚渫作業時間が短縮できます。また、浚渫時の汚濁拡散の低減、作業時間の短縮によりCO2の削減にも寄与します。
■技術評価・登録
特許出願中
「機械式捨石均し工法」は、防波堤や護岸の基礎となる捨石マウンドを、大水深(-30mまで)において、高精度(±5㎝)で大量急速施工が可能な工法です。均し機が3本の脚で海底の捨石の上に着座し、起振機を内蔵したタンパによりマウンド面を均し、締固め作業をスピーディに施工します。
「3D鋼管杭打設管理システム」は、高さの異なる2点の杭位置をノンプリズム式トータルステーション(以下、TSと称す)で視準し、同時に自動追尾式TSにより計測した高さ情報を加えて、無人作業で杭の任意の位置での移動量や傾斜をモニターに表示できるシステムです。ノンプリズムと自動追尾式TSを用いることで計測を自動化しており、タイムリーに杭の3次元位置がモニターで確認できます。これにより、オペレータは鋼管杭の方向修正を容易に行うことができます。
■技術評価・登録
NETIS(新技術情報提供システム)登録技術(登録CBK-150003-VR)
近年国内の港湾工事においては i-Construction が導入され、3 次元データを活用した施工の省力化・機械化が進められています。当社では、すでに「ケーソン据付システム(函ナビ)」を開発し、効率化や据付精度と安全性の向上に努めてまいりましたが、新たに注水・ウインチ操作の自動制御を付加させた「ケーソン自動制御据付システム(函ナビ-Auto)」を開発しました。その内容は、ケーソンの位置と注水状況を計測し、PC 画面上に表示する「ケーソンリアルタイム計測システム」と、それらの情報をもとに注水作業と引き寄せウインチ操作を自動で調整する「注水・ウインチ操作自動化システム」から構成されています。
■技術評価・登録
特許第6904649号
ポンプ浚渫の施工において、ICT技術を用いたポンプ浚渫船の操船をサポートするマシンガイダンス機能と、ラダー深度を自動制御するマシンコントロールシステムを有する施工管理システムを開発しました。船体に取り付けたGNSSなどの計測技術を用いて、ポンプ浚渫船やラダーの位置情報や施工情報、設計値を3次元データで取り込みガイダンスを行います。施工状況はマルチビームソナー等による情報をリアルタイムに取得し、施工管理システムに反映させることができます。また、ラダー自動制御装置で設定した深度に自動でラダーコントロールを行い、高い浚渫精度を確保できるものです。
■技術評価・登録
特許第7103907号
NETIS(新技術情報提供システム)登録技術(登録番号HRK-190001-A)
漁場整備事業として進められているマウンド礁の整備工事では外洋の大深度海底に石材を投入し、マウンド礁を所定の形状に築造する必要があります。マウンド礁の築造は、水深50mを超える大水深が対象となっており、投入後の整形や再投入が困難なことから、所定の形状を形成するためには投入石材の堆積形状をより高い精度で推定し、実施工に迅速に反映していくことが求められます。そこで、石材堆積形状の推定と投入計画の立案を支援し、精度良く築造することができるシステムを構築しました。
■技術評価・登録
(一社)漁港漁場新技術研究会
水産公共関連民間技術確認審査・評価事業 評価番号第17-B00号
特許第5176169号
従来、RTK-GNSSが利用できない遠洋・離島の深浅測量では、ディファレンシャル方式のGNSSを使用していました。この方式の測位精度(水平方向)は、SBAS方式で1m、この方式を改良したStarFier方式で5cm、OmniStar方式10cmです。本システムは、離島・遠洋など基準局を設置できない場所でRTK-GNSSと同等な水平精度3cmで測位を行うことができます。
■技術評価・登録
NETIS(新技術情報提供システム)登録技術(登録番号KTK-160016-A 現在は掲載を終了)