平面水槽には、周期、波高、波向きの異なる波が多数重なり合った自然の波(多方向不規則波)から、一方向に進む規則波まであらゆる波を造り出すことができる再反射波吸収制御型の多方向不規則波造装置が設けられており、高精度な実験を効率よく行うことが可能です。また、造波能力の性能向上により台風などの暴浪時よりも周期の長い長周期波や孤立波の再現も可能となりました。さらに造流装置を併用して流れを発生することにより、津波の強大な流れを模擬した実験も可能です。港湾・海岸・海洋構造物の配置計画、浮体構造物や作業船の動揺特性、海浜変形などの検討で大きな威力を発揮しています。
継続時間の長い津波を再現するために導入されたのが「津波流れ発生装置T-TUFGEN3D」です。毎分10トンの送水能力を有するポンプ4台を備え付けた平面水槽で、津波に伴う強力な流れ場の発生実験を行い、3次元場での津波対策構造物の安定性や機能を評価します。防波堤の開口部に発生する強力な流れや、構造物配置による水面勾配の発生などが構造物の安定性や機能、施工時の安全性にどの様な影響を与えるかなど、様々な分野で活用されています。
「2次元不規則波水路」は、港湾・海岸・海洋構造物の波圧・波力と耐波安定性、越波・伝達波特性、消波機能などの検討において規則波、不規則波を作用させることができます。造波装置は構造物模型からの反射波を吸収する再反射波吸収機能を備えており、高精度な実験を効率よく行うことが可能です。さらに大ストロークの造波板駆動により、津波実験も可能です。また、ユニット式の仮設床が装備されているので、任意の海底勾配を容易に実現できます。