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明日をつくる
社員たち
青山 和暉
関東支店 土木部
2021年入社
理工学部 海洋建築工学科卒
海が好きだったこともあって、大学では海洋建築を専攻しました。3年次に海洋土木施工に関する講義を受講してからマリコンに興味を持ち、大型船舶を使って行う海洋土木のスケールの大きさに惹かれました。就活ではマリコンを中心にインターンシップや現場見学会に参加。東洋建設もその一つで、東京湾を巡って当社が手掛けた土木工事を見学しました。実際に目の当たりにすると、そのスケールの大きさに圧倒され、海洋土木の仕事に就きたいという気持ちが強くなりました。大学院進学も考えていたのですが、東洋建設の担当者の方には進路やキャリアについて親身になって相談に乗っていただきました。その中で風通しの良さや人の魅力を感じ、入社を決めました。
入社後東北支店で約4年間、防波堤築造工事を中心に携わってきました。1年目は防波堤ケーソンの製作工事を担当。ケーソンは、防波堤や岸壁をつくる際に使われる鉄筋コンクリートでできた箱のことですが、ケーソンの製作は、防波堤工事とは別で作業を進めていきます。翌年からは実際の防波堤の築造工事を担当し、これまで8函のケーソン据付に携わってきました。特に秋田港の第二南防波堤築造工事では、幅27.7m、長さ30.5m、高さ23m、重量7,476tという大型ケーソンを曳航・据付しましたが、さまざまな船舶が行き交う現場でミスが許されない状況の中で、そのスケールの大きさにこれまでの会社人生の中で一番緊張しました。今でも昨日のことのように鮮明に覚えています。
現在は関東支店で、東京港での鋼矢板護岸の緊急補修工事を担当しています。鋼矢板の腐食・劣化によるリスクを払拭するため、名前の通り緊急で発注された工事でした。しかも初めて現場代理人という立場。現場代理人は、現場の全責任を担うことになります。護岸の現況調査から、施工方法について発注者と協議を重ねて方針を取りまとめ、施工を進めていきました。工期が5カ月と短い中で、何が最善かを検討し、また現場代理人として発注者に提出する資料作成や説明には苦労しましたが、とてもやりがいのある工事でした。発注者対応や工事全体の指揮など、貴重な経験を積むことができ、自分自身の成長を実感できましたし、自信にも繋がりました。
東北支店で防波堤築造工事を担当する中、次第に求められる業務のレベルが高くなっていきました。当初は、上司からの指示のもと工事写真の撮影・整理や施工後に出来形の計測や整理などを担当していましたが、転機となったのは、入社4年目。仙台塩釜港石巻港区の南防波堤築造工事を担当したことです。工事全体の計画策定からケーソンの曳航・据付、施工の最終フェーズである蓋コンクリート打設まで、一連の流れを初めて任せてもらいました。現場の気象・海象条件を判断し、完工に向けて最適な施工方法、タイムスケジュールを検討し、所長や協力会社と綿密な打ち合わせを重ね、着実に工事を進めていきました。重視したのは施工品質や生産性ももちろんですが、何より安全確保には一番こだわりました。また工事のプロである協力会社のメンバーとのコミュニケーションは工事をスムーズに進めるためにとても重要で、相手の意見・考えにまずはしっかり耳を傾けることを心掛けました。完工したときは、安堵感とともに無事にやり遂げた達成感を得られました。
施工管理の仕事では、工事の準備から完了までの中で多くの課題にぶつかります。たとえばケーソン据付と一口に言っても、簡単なことではありません。ケーソン据付には重いものを吊り上げて移動させる起重機船が使われますが、ワイヤーを巻き上げるウインチという機械と曳船の曳航によって、ケーソンの位置を合わせていきます。起重機船も数隻使われ、ケーソン上にあるウインチと既設の防波堤をワイヤーで繋ぎ据え付けます。さらに据え付けたケーソンを安定させるため、ケーソン内部に土砂や石材などで構成される「中詰材」を起重機船で投入します。どちらもダイナミックかつ繊細な工程です。こうした作業には現場で刻一刻と変わる気象・海象状況を見ながら、最適な施工方法や手順を判断していくことが必要になります。同じ現場が二つとない中、自分の考えや判断が課題解決に繋がったときには、大きなやりがいを感じます。また、施工前には何もなかった地に構造物が出来上がる工事完成の瞬間に立ち会ったときには、これまでにない達成感を得ることができましたし、モノづくりの醍醐味を実感しました。
これまで主に防波堤築造工事に携わってきましたが、この防波堤築造という海洋土木工事のプロフェッショナルになることが目標です。そのために、今後も現場で経験を積み重ね、海洋土木技術者として成長し、自分のスキルを向上させていきたいと思っています。そして所長・監理技術者となって、工事の着手から完工までをマネジメントできる技術者を目指したいです。また、部下を持ったときに、彼ら・彼女らが働きやすい環境を整えて自分以上に成長する後輩社員を生み出し、会社の人材育成面にも貢献したいと思っています。その中で、後輩社員をはじめ工事に関わるメンバーから信頼され、慕われる人材に成長したいと考えています。
当社の魅力の一つは、充実した教育プログラムが整備されていること。入社後は2カ月間にも及ぶ充実した新入社員研修があり、その後も入社2年目・4年目研修をはじめ、多彩な研修プログラムがあります。上司や先輩からの指導だけでなく、研修を通じて同期との横の関係を厚く築き上げることで、切磋琢磨できる仲間がたくさんでき、それが成長につながっています。また、土木職・機械職にはメンター制度が導入されています。私自身メンターとして新入社員に対応していますが、直属の上司には相談しづらい悩みや不安を打ち明けられる環境が整備され、新入社員にとっては非常に安心でき、働きやすさに繋がる制度だと感じています。
東洋建設には時に厳しく、常に優しく熱心に向き合ってくれる社員がたくさんいます。「人の良さ」こそが大きな魅力ですし、それが働きやすい環境につながっています。また、残業削減の取り組みが全社的に進められているのも心強いです。週休二日制も完全実施されていますし、平日の残業もほとんどありませんので、プライベートを充実させることができワークライフバランスを実現できる環境だと思います。海洋土木の現場で働きたい、施工管理に興味がある方は、是非インターンシップや現場見学会に参加し、風通しの良い社風や業務内容、そして人の良さに触れていただきたいと思っています。スケールの大きな海洋土木というフィールドで、ともに頑張りましょう!
8:00
朝礼
8:30
午前の現場巡回
10:30
出来形・品質等確認
12:00
昼食
13:00
昼礼
13:30
午後の現場巡回
15:00
発注者打ち合わせ・書類提出
16:00
作業打ち合わせ
17:00
終礼
17:30
翌日以降の準備 書類作成
18:30
退社
マラソンや駅伝の大会参加を目指し、走っています!
中学・高校時代の6年間、陸上競技に取り組んでいました。種目は長距離。最近、友人に競技参加に誘われたことをきっかけに、陸上への想いが再燃しました。8年間のブランクを取り戻し、マラソンや駅伝への挑戦を目指して、仕事の前後や休日にランニングやインターバル走など、本格的に練習を始めています。やるなら本気をモットーに今後はいろいろな大会に出場したいと考えています。まずは「6時間耐久マラソン」へチームで参加することが目標です。また、歌うことが好きなので、よくカラオケに行きます。日常のストレス発散として最高です。