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明日をつくる
社員たち
西野 朱音
関東建築支店 見積部
2019年入社
工学部 建築学科卒
父が建築士だったこともあり、早い時期から建設業に興味を持ちました。「一つとして同じ建物がない」点にも魅力を感じました。大学では日本の歴史的建造物について研究する中、将来の進路として設計か施工管理か悩みましたが、ものが出来上がっていく現場に携わりたいとの思いで、施工管理を選択しました。東洋建設は採用担当者の方がすぐに名前を覚えてくださり、その人柄からもとてもいい印象を受けました。「人」の魅力だけでなく、福利厚生の充実ぶりも入社を後押ししましたね。
入社後3週間の研修を経て、施工管理担当として老人ホームの新築現場に配属されました。主に鉄筋担当として、現場の施工状況を確認して写真を撮り、資料を整理するなど、任されたことにがむしゃらに取り組みました。配属されて11カ月後に竣工。志望動機であった「モノが完成する達成感」を味わうことができました。一方、実際に仕事をする中で、現場を支えるさまざまな仕事にも興味が湧き、上司に自分のキャリアについて相談。その結果、見積部に配属されて、現在に至っています。
見積は積算とも呼ばれる業務で、担当案件の工事受注に向けて、入札するための工事費を算出する仕事です。コンクリート、型枠、鉄筋、仕上げ等、工事に関わるすべての工種に関し、専門工事業者に見積を依頼、見積書受領後の比較検討、最終的に業者を決定し値入(ねいれ)を行います。その他諸経費など工事費を構成する要素を積み上げ、トータル工事費が決定、入札に臨みます。自社の利益確保と落札(受注)可能価格を検討し、最適な工事費を導き出すのがポイントです。
私は入社2年目に異動を希望し、見積部に配属されましたが、一般的に見積業務は施工現場の経験が必要とされます。したがって経験豊富な方が担当する場合が多く、私のように若手で現場経験が少ない女性は初めてのケースでした。見積(積算)にはスキルが必要で、配属されたからといってすぐに業務ができるというわけではありません。私は最初の1カ月、積算基準等を独学で勉強し、続けてコロナ禍の在宅ワークで積算士資格取得に取り組みました。さらに積算士養成の学校にもオンラインで通学し資格を取得。その間も、上司の指導を受けつつ実際の案件も担当しました。そして初めて一人で担当したのが、某自治体の合同庁舎改築工事案件です。初めての経験ばかりだったので苦労も多く、とても印象深いものがあります。提出日(入札日)が夏休み直前だったので、ホッとした気持ちで夏休みに入れたことを覚えています。
私たちの仕事は落札(受注)を目指して進めていきますが、実際の落札は価格だけで決定するわけでありません。技術提案等も評価の対象となり、総合的な判断によって落札企業が決定します。落札はそれまでの頑張りが報われるとても嬉しい瞬間で、確かにやりがいを感じます。
ただこれまでの経験では、どの案件でも資料を提出する入札日が一番達成感を得られますね。なぜなら、その日に至るまで膨大な項目の費用を積み上げ工事費を算出した後、支店協議や値決め会議、応札前会議等の社内会議を経て実際の入札額を決めていく必要があるからです。それぞれの価格についての質疑に、根拠を持って明確に答える必要があり、緊張が続きます。一つの案件の受注が会社の業績に大きく影響を与えるので、落札のために工事費をもっと圧縮できないか等、ギリギリまで議論が続くこともあります。こうした厳しい局面をクリアして、やっと提出できるので、入札日の感慨はひとしおです。
見積業務は、落札して終了ではありません。落札すれば工事が始まります。作業所長に工事費の内訳書を送り実行予算を組んでもらうのですが、その際、所長からの質疑に明快に答えていくことが求められます。これは竣工まで続くことになります。こうした業務も含めた、さまざまな用途の案件に携わることで知見を積み上げ、見積担当としてさらに成長していきたいと考えています。また後輩が入れば、フォロー・育成にも注力していきたいですね。
見積業務は難しいイメージを持たれがちですが、東洋建設では育成にも積極的です。私が積算士養成学校に通学したように、一人前に成長するための環境もしっかり整備されています。上司の指導を受けながら、少しずつ案件を担当していくので、安心して成長していけるのではないでしょうか。私は独り立ちしたばかりですが、本当の意味で自立し、後に続く若手・女性社員のロールモデルになりたいと考えています。またもうひとつの魅力としては住宅手当があります。私は月額1万円で寮に住んでいるのですが、光熱費の負担がないのもありがたいです。
見積部の楽しさの一つが、数多くの図面を見ることができること。建築が好きであれば、とても面白いはずです。また担当した案件がすべて受注に繋がらず失注することも少なくありませんが、同じ案件は一つもないので、常に勉強になります。仕事の不明点は上司に聞きやすく、上司から「悩む時間がもったいないので聞いてきて」と言ってもらえる働きやすい環境です。ぜひ、当社にアプローチしてみてください。きっと、新しい発見がありますから。
8:00
出社、当日の仕事内容、メール確認
8:30
ラジオ体操
8:40
協力会社から受け取った見積書をもとに値入
10:00
応札に向けた支店協議
12:00
昼食
13:00
午前中同様、業者対応。他に積算事務所対応
19:00
退社
友人との時間、絵画観賞、ゲームなど、いろんな時間でリフレッシュします!
高校、大学時代の友人と遊びに行くことが多いですね。また大学時代から飼い始めた愛犬(ミニチュアシュナウザー)に会いに実家に行ってリフレッシュしています。趣味の一つが絵画鑑賞。昨年は大好きな「モネ」の展覧会があり、その世界を堪能してきました。幼い頃から続いている趣味はゲームです。いろんなジャンルのゲームをやりますが、最近「某有名ファンタジー映画」の世界観が表現されたゲームに感動してハマっています。