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マニラ市民の安心・安全のために。
機械担当として河川改修の現場を動かす。

Interviews
Takumi Suzuki

明日をつくる
社員たち

鈴木 匠

  • 機械
  • 海外

国際支店 マニラ営業所 CP3作業所
2017年入社
海洋工学部 海事システム工学科卒

Question 01
なぜ、
東洋建設を選んだ?

ロケットや飛行機、船、電車、クルマなど、もともと乗り物が好きでした。特に船は、スケールの大きさや、各々の船が持つ目的に合わせた多種多様な形に魅力を感じていました。それで大学も船舶・海洋関連の学校を選択したのですが、東洋建設のことは入社した大学の先輩を通じて知りました。説明会に参加し、自社の自航式多目的船「AUGUST EXPLORER」や造船所を見学する中で感じたのは、新しいフィールドに挑戦していく会社の気概です。規模・スケールも大きく、形の残るものを生み出せる仕事であることにも惹かれ、入社を決めました。

Question 02
これまでどんな現場で
仕事をしてきましたか?

入社後は、主に自社の保有する機械、作業船の管理業務に従事しました。ポンプ浚渫(しゅんせつ)船の発電機換装工事、多目的起重機船の定期ドライドックの管理等を実施してきました。また、新入社員研修の一環として、地盤改良船の「DCM8号船」に1カ月、多目的起重機船に4カ月乗っていました。その後約1年間、現場の施工管理を担当した後、本社へ再配属となりました。任された仕事は、東洋建設の新たな挑戦である洋上風力発電の施工実証実験の施工装置開発でした。

Question 03
現在の仕事と
ミッションは?

フィリピンの首都・マニラを流れる、パッシグ・マリキナ川の河川改修工事に携わっています。これは2009年から継続して当社が受注している洪水対策工事で、地域の安全と経済発展に寄与するプロジェクトです。私は機電担当として、大小合わせて約150台の船舶および機械の維持管理、調達、施工検討に加え、120名近くになる現場で働く現地スタッフ・作業員の雇用・労務管理、購買業務等を担当しています。縁の下の力持ちとして、本プロジェクトの完成に向け日々尽力しています。

Question 04
これまでに
印象に残っているエピソードは?

東洋建設の今後の成長ドライバーとされる洋上風力プロジェクトに参加したことです。着床式洋上風力発電の風車支持構造物である「サクションバケット」基礎の実験業務と施工機器開発を担当しました。このサクションバケット基礎は内部の水を、ポンプにより強制排水することで、海底に貫入させることができるというもので、このポンプと、施工管理機器の開発に従事しました。上司に指導してもらいながら、自分の手で小型の実験装置を設計・組立し、また、大型実験装置、施工機器については、業者の方と何度も打ち合わせをし、完成させることができました。足かけ2年ほど担当しましたが、最初は、研究所で手に収まるくらいの模型での実験から始め、最後は実海域で直径数mの基礎模型を海底に貫入させ、成功裡に実験を終えられました。一からモノを作り上げていく大きな喜びを感じられた仕事でした。

Question 05
この仕事の
やりがいは?

現在のマニラの現場で、台船にクレーン等の施工機械を載せて、水上から施工する取り組みに挑戦しました。水上施工は非常に難易度が高いとされています。台船の整備から始まり、施工性および水上での安定性を考えた機材配置を計画し、現地スタッフ・作業員とともに一から準備しました。特に、クレーンの車体を陸から台船に載せるときは、安定性の確保が求められます。綿密に計画を練ってクレーン積載に臨み、積載後計画通りの喫水※になりました。自分たちで計画を行い、それが実際に形になる喜びを味わうことができた現場です。
海外の現場は、現地スタッフ・作業員をしっかりマネジメントし、また良好な関係を築くことが現場進捗のカギを握ります。だからこそ、メンバーから慕われているな、頼られているなと実感できたとき、自分の仕事が形になったときに喜びを感じます。また私は、マニラ赴任で8名を要する部署のリーダーとなり部下を持つこととなりました。組織を運営し、仕事がスムーズに回っているときにもやりがいを感じますね。

※船舶が水上にある際に船体が沈む深さ、船体の最下面から水面までの垂直距離のこと

Question 06
将来、
どんなモノを
つくってみたい?

現場機械担当の重要なミッションの一つに、各種機械の安定稼働の実現があります。しかし過酷な環境下で使用される機械は不具合を生む可能性があります。それをいかに未然に防ぐか。その模索の中でスキルを高めていきたいと思っています。そして将来も海外に関わる仕事を続けて、今回の河川改修工事のような社会的意義の大きな仕事に取り組みたいと思っています。また、船が好きなので、大型の作業船の建造にも関わってみたいですね。

Question 07
私が考える
東洋建設の魅力!

東洋建設の魅力は「人」の良さに尽きると思います。義理・人情に厚い人が多い会社だと感じます。先輩方は、個々人の意見をよく聞いてくれますし、それぞれがやりたいと手を挙げれば挑戦させてくれる環境が東洋建設にはあります。実際に私も、自ら手を挙げてこの海外赴任を実現しました。若手社員にいろいろな経験の場を提供し、若手を育成することに前向きな会社だと感謝していますし、大きく成長できた実感があります。

Question 08
学生の皆さんへのメッセージ

東洋建設では多くの経験を積むことができます。もちろん、入社すれば初めてのことばかりですが、上司・先輩の手厚いサポートがありますから、その点はまったく心配はありません。上司との距離感が近いのも当社の特徴の一つ。フランクに、レスポンス早く対応してくれます。海外で働きたいと思っている人、様々な業務を経験してみたい人、チームを動かしてみたい人、ぜひ東洋建設の門をたたいてみてください。心からお待ちしています。

Oneday
Schedule

  • 8:15

    事務所打ち合わせ

  • 8:45

    事務所内作業(施工・機材調達検討、購買業務等)

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    所内打ち合わせ

  • 13:10

    現場巡回

  • 15:15

    ローカルスタッフとの打ち合わせ

  • 18:00

    退社

Column

バドミントンで社内外の色々な人と交流し、リフレッシュしています!

高校時代に打ち込んでいたバドミントンを、マニラ赴任後に再開しました。多いときで、週3回バドミントンで汗を流しています。社内外・国籍問わず色々な人と交流ができます。これが一番のリフレッシュ法です。
また、中学、大学時代にオーケストラ部に参加していたこともあり、今でも気分転換にバイオリンを弾いています。

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