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明日をつくる
社員たち
吉永 諒平
九州支店 建築部
2017年入社
工学部 建築学科卒
幼い頃から工作などの『モノづくり』が大好きでした。高校時代、ある建設ドキュメンタリー番組を見て、建築というモノづくりに強く惹かれ、大学は建築学を専攻、就活も建築関連の企業を志望しました。東洋建設との出会いは大学で行われた合同説明会。その後現場見学に参加し、実際にモノをつくる施工管理の仕事に魅力を感じました。東洋建設は全国規模の会社で、さまざまなモノづくりに携われること、また採用担当の方の熱意にも惹かれて入社を決めました。
最初の現場は冷蔵倉庫の新築工事、その後工場や物流センターの施工管理を担当しました。当初はコンクリートや鉄筋、仮設工事など、部分的な工種を担当していましたが、入社5年目に担当した電力会社の関連施設は私にとって節目となりました。自分の判断ひとつが現場の工程すべてに大きな影響を与えるのだと、この仕事が持つ責任の大きさを痛感し、現場を担う責任者としての強い自覚が生まれました。
現在は、福岡市で冷蔵・冷凍物流倉庫の新築物件に携わっています。私は各業者と作業内容確認、工程の確認・調整、日々の現場全体の資機材搬入等の計画などの現場全体の計画を担当しています。冷蔵・冷凍物流倉庫の場合、建屋の建築以外に、冷却設備をはじめとした別途工事が進められるのですが、この現場は敷地が限られているため、作業エリアの取り合い確認などいつも以上に入念な調整と打合せが必要になっています。入社8年目になり、7人いる施工管理担当の中でも中堅のポジション。工種をただ担当するだけでなく、作業所長や先輩をサポートするスキル・責任が求められています。
最も印象深かった仕事は、物流施設の新築工事でした。規模の割に職員数が少ない中、次席のポジションを務めたため、自分の言動が全工種、全工程に反映される責任の大きさを痛感しました。私が担当した業務は、施工管理のすべてと言っても過言ではありません。工程表の作成、すべての施工業者との打ち合わせ、施工計画の立案、さまざまな社内会議の対応、設計事務所の設計監理者・構造設計担当者対応、近隣対応、各種検査、さらに施主対応も初めての経験でした。この物件は自分で「担当させて欲しい」と手を挙げたもの。その機会をいただいたことで、自分で考えて発信し、主体的に取り組んだ現場です。工期は極めてタイトで規模が大きな難工事でした。しかし、これをやり遂げたことで施工管理者として一回り大きく、レベルアップすることができたなと思っています。また社内の方々に、「吉永がいなければこの現場は工期内に終わっていなかった。よく頑張ってくれた」と言われたことも、とても嬉しかったです。
現場は生き物で、日々さまざまな事柄が影響し、刻々と状況が変わり予定通り進まないのが日常茶飯事です。だからこそ、自分の作成した工程表の通りに現場全体が動いたときは施工管理としての醍醐味を感じられます。そして、自分が計画した通りに協力会社の作業員の方々が作業を行い、現場を動かしている瞬間も大きなやりがいです。
これらを実現するために非常に重要なことは、作業員の方々の士気でありモチベーション。工程によっては、無理をお願いする場合もあります。その際「吉永が言うなら」と前向きに取り組んでもらえるかどうか。私は相手の考えや意見を尊重しつつ、譲れない部分は主張する姿勢で対応していますが、大事なのは相手がどのようなタイプの人なのかを理解し、人それぞれに応じた緻密な対応をすることだと思っています。しかし、これが本当に難しいのです。地道なコミュニケーションを密にして、人と人のつながりを大切にしていくしかありません。また建物の足場が解体され、建物の外観が明らかになったとき、工事が終わる寂しさの中にも達成感を感じます。
私はこれまで、物流倉庫や工場などの物件に携わってきました。これからは、今まで経験したことのない物件に挑戦したいと思っています。その中でも商業施設は入社前から手掛けてみたいと思っていました。また今後スキルアップに取り組んでいく中で、目標としているのが入社10年で所長の業務を行うことです。そのためにも、人をマネジメントする能力を培っていきたいです。最終的には会社の経営サイドのメンバーとして建築部門全体を担い、会社に貢献したいと思っています。
若手が意見を言いやすいことは当社の大きな魅力だと思います。考えた意見がたとえ未熟だったとしても、良い部分を汲み取って尊重してくれる会社です。また現場はとても和気あいあいとした雰囲気で、仕事中、真剣に意見のぶつかり合いがあっても、仕事を離れれば同じ仲間として仲がいい。福利厚生に関して言えば、私は家族がいるのですが、わずかな出費で一軒家に住むことができています。こうした手厚い住宅手当は東洋建設の魅力の一つです。
施工管理という仕事は体力勝負と思われる方もいるでしょうが、私の実感ではとても頭を使う職種で、多様な角度からものを考える柔軟性や協調性、専門性が必要であり、「頭脳戦」の部分が多い職種です。だからこそ面白い。就活は将来の人生に真剣に向き合うことのできる大切な時期です。とことん考え、悔いのない選択をして欲しいと思っています。建設・建築・施工管理に興味のある方、ぜひ、東洋建設に触れてください。そして一緒にモノづくりができる日が来ることを楽しみにしています。
7:30
出社、メール確認
8:00
朝礼、KY(危険予知=安全)確認
8:15
現場巡視・確認、作業員への指示
10:00
工程打ち合わせ準備・調整
12:00
昼食
13:00
昼礼、KY活動、作業指示
13:30
職長(協力会社の代表)打ち合わせ、工程打ち合わせ
14:30
現場巡視・確認
15:30
現場作業計画、図面作成、工程表、指示書等の書類作成
17:00
職員打ち合わせ
17:30
各種書類作成
20:00
退社
家族5人で過ごす時間こそ、最高のエネルギー源!
私は早くに結婚したこともあって、3人の子どもを持つ父親でもあります。休日は家族5人でゆっくり過ごすのが何よりのリフレッシュで、仕事に向かうためのエネルギー源にもなっています。また、施工管理の仕事の節目というのは、何といっても竣工です。一つの現場が終われば、長期の休暇を取ることが多いのですが、そんなときは家族で温泉旅行などを楽しんでいます。