東洋建設

国内外に活躍のフィールドが広がっています。

日本は環太平洋火山帯に位置し、世界の国全体のわずか0.25%の国土面積でありながら、地震が集中する世界有数の地震大国です。台風・豪雨時にはその急峻な地形によって河川の流速が速く、氾濫など多くの災害に見舞われます。建設会社は、国民の生命・安全を守るために必要不可欠な存在であり、日本の国力、経済発展を下支えする重要な社会的使命を持っています。

東洋建設は海洋土木のエキスパートとして、長年にわたり日本の沿岸を自然災害から守る防災・減災に貢献し、その培った技術・ノウハウは今や大きく領域を広げ、陸上土木、建築などの各方面で多くの実績を残しています。特に近年は、老朽化した社会資本の改修・更新などによる国際競争力の向上や国土強靭化が喫緊の課題となっています。海外に目を転じても、台頭する新興国では港湾、道路など社会資本の整備が急務となっています。国内外で私たち東洋建設に対する期待はますます高まっており、活躍のフィールドも国内外に大きく広がっています。

経営管理本部 人事部長

時水 久

大切にしているのはフロンティア精神です。

東洋建設がもっとも大切にしているのは、創立以来、脈々と受け継いできたフロンティア精神です。創立は昭和恐慌時の1929年。資材の乏しいなかにあって兵庫県西宮市鳴尾地埋め立てという難工事に挑み、戦争による中断もありながら工業港建設を成し遂げ、その後の経済成長に寄与しました。1976年には建築部門に進出するとともに海外にも果敢に進出し、今日の海上土木、陸上土木、そして建築の3分野にわたる経営の基礎を築いてきました。

人材育成においてもフロンティア精神の醸成を重視しており、人とは異なる発想力、着眼力を持つ人材を10年単位の長期的視点から育成・活用しています。前例にとらわれない柔軟なアイデア、現状に甘んじることなく研鑚を重ねる姿勢によって技術力や営業力が強化されます。それが新たなプロジェクト獲得につながり、東洋建設がこれまで以上に成長する原動力となっていきます。

新たな「挑戦」に共感する人材に期待しています。

求める人材もフロンティア精神にあふれ、私たち東洋建設の社会的使命に共感する若者です。私たちが仕事で対峙するのは、人の力では抗えない「自然」です。困難に出会うこともあるでしょう。しかし、経験豊かな先輩たちが必ず手助けしてくれ、困難を乗り越える力になってくれるはずです。それが東洋建設の社風であり、先輩たちもそうして育ってきたのです。

長い間、「資源小国」と呼ばれてきた日本ですが、領海と排他的経済水域で世界第6位の面積をもつ海洋大国です。しかも、その海底には天然ガス100年分と推定されるメタンハイドレートや、先端技術製品に欠かせないレアメタルなど膨大な鉱物資源が眠っていることがわかっています。それら海洋資源・エネルギーの探査・発掘の一翼を担うために、東洋建設は自航式多目的船を2016年8月に就航させました。海外展開もASEAN域内にとどまらずアフリカにも進出し、港湾建設をはじめ東洋建設の誇る世界トップレベルの海洋土木などの技術移転にも取り組んでいます。

こうした試みがいずれ、日本の国益に資するのは間違いありません。私たち東洋建設の絶えざる「挑戦」に共感し、高い志を持った意欲あふれる皆さんとの出会いを楽しみにしています。