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ミャンマー訪日視察団が「函館港若松地区関連工事」を視察しました

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤恭司)が施工中である「函館港若松地区岸壁ドルフィン部その他工事(発注者:北海道開発局函館開発建設部)」を、ミャンマー港湾公社(MPA:Myanmar Port Authority)の視察団が6月21日に訪れ視察しました。

 これは、現在ミャンマー連邦共和国において、日本政府が独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じて供与する有償資金協力(円借款)により実施されている「ティラワ港コンテナターミナル建設工事」を当社及びJFEエンジニアリング株式会社の共同企業体で施工していることから今回の視察要請があったものです。

 視察団は、MPA3名、ティラワ港プロジェクトの施工監理コンサルタントの日本人2名で構成されており、当社は当該工事の作業所協力のもと、国際支店及び北海道支店の職員4名で現場を案内しました。

 視察団は、摩周丸船上で函館港におけるクルーズ船受け入れへの取り組みやその特徴を英語版のパンフレットにて説明を受けた後、岸壁の施工時、暫定供用時及び完成時の姿をCIM(Construction Information Modeling)によるイメージ動画や、3次元モデルを用いた施工手順のステップ図で確認しました。

 また、SEP (Self Elevating Platform)杭打船による施工方法を見学したほか、観光客に人気の高い八幡坂から見るクルーズ船寄港時のイメージについて説明を受けました。

 視察を終えたMPA担当者からは、「周辺との調和を考慮したデザインに感銘を受けた。この様な事例が他国にも広まっていけば良いと思う」とコメントをいただきました。

 当社としましては、これからも日本国内及び海外において、保有する技術力を発揮して高い品質のインフラ整備に努めてまいります。

CIMによるイメージ動画の確認する視察団(1)

CIMによるイメージ動画の確認する視察団(2)

SEP杭打船を見学

摩周丸船上から施工中のクルーズ岸壁を視察

八幡坂でクルーズ船寄港時のイメージを説明

函館港若松地区の完成イメージ図

クルーズ船寄港時のイメージ図