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東京湾大感謝祭2016にブースを出展。大いに賑わいました!

 10月22日、23日に横浜市の赤レンガ倉庫で開催された「東京湾大感謝祭2016」に、当社は「アマモ」に関するブースを出展しました。

ブースに大勢のお客様が来ている様子

大勢の参加者で賑わうアマモ里親体験ワークショップ

 

 かつて全国の海辺にはいたるところでアマモ場が繁茂し、多種多様な海の生き物が産卵・生育する「海のゆりかご」となっていました。またアマモ場は、光合成による酸素の供給、赤潮の原因となる窒素やリン、二酸化炭素の吸収による水質の浄化や底質の安定化など水域環境の形成に重要な役割を果たしてきましたが、高度経済成長に伴う人口の集積や工場建設などにより海域の汚濁と埋立てが進行し、その姿がほとんど見られなくなりました。しかし、近年になって水産上の重要性の見直しや環境保護の面からアマモ場の復元を望む声が高くなってきております。当社では、アマモ場再生技術を開発したほか、小学校の総合学習でアマモ場再生に関する出前授業を行うなどの活動を行っております。

 

 「東京湾大感謝祭2016」では、“アマモ里親体験ワークショップ”を開きました。これは、参加された子どもたちがアマモの種をポットに蒔き、そのポットをご自宅に持ち帰ってもらい、発芽までを体験していただくというものです。参加した子どもたちは、職員からやり方を聞きながら楽しそうにポットへの土入れや種蒔きをしていました。

 

 アマモの種は1ヶ月程度で発芽します。発芽後のポットは当社で管理・育成することにしており、アマモ生育の様子は定期的にメールで体験者に配信します。また、一定の大きさまで育成したアマモは、5月頃に種が育った横浜の海に帰すことにしています。

 

 アマモ里親体験には親子で80組が参加されました。また、当社のブースには2日間で約1000名もの方が来場され、多くの方が東京湾の環境向上に高い関心を持たれていることがうかがえました。

 

アマモの種をポットに植えているお子様

アマモの種をスプーンに乗せて…

モニターでアマモの生育状況を説明している様子

モニターでアマモの生育状況を説明している様子

 

 当社は、マリンコントラクターとして港湾整備に携わる一方、海域の環境保全・保護に積極的に携わってまいります。