トピックス

美浦研究所で体験学習イベントを開催しました。「来て、見て、体験!~研究所探検~」

 当社と前田建設工業株式会社は、昨年12月2日に茨城県の美浦村生涯学習課と共同で施設見学と体験講座を開催しました。このイベントは「土木の日」の行事として、公益社団法人土木学会関東支部の後援のもと、今年で13回目の開催となりました。

 美浦村の「わくわく美浦っ子塾」や「ジュニアアカデミー」所属の小学生を中心に「ユースリーダー」所属の中学生や一般の方を含む約35名の参加者があり、中には5年連続の参加となる子供もおられました。

 開会にあたり、美浦村教育委員会 糸賀正美教育長からご挨拶いただいた後、2班に分かれて3つの見学・体験を行いました。

 

 製作体験「来て、見て、体験、コンクリート」では、稼動しているミキサの中を覗き、迫力あるコンクリートの練り混ぜの様子を見たのち、参加者がコンクリートに増粘剤という材料を混ぜ、ハンドスコップでこねて普通のコンクリートとの粘り気の違いを確認しました。更にそれぞれのコンクリートを水槽に投入し、水への溶け出し方を実験し、普通のコンクリートと比べ、増粘剤を混ぜたコンクリートは、強い粘着性により水に溶け出さないことを確認し、環境にやさしいコンクリートであることを学習しました。

 次に、毎年子供たちに大好評を博しているキャラクターの人形づくりを体験しました。子供たちは、手際よく練混ぜたコンクリートに好みの着色材を混ぜ合せ、それを型に流して一体どんな人形が出来るのか、わくわくしている様子でした。約2時間後に型から外し、出来上がった人形を見た時は歓声があがり、自分で作った人形に満足がいった様子でした。

 他にもコンクリートの圧縮試験や鉄筋の引張試験を見学し、小さな試験片が自動車50台分の重さに耐えられるという建設用材料が持つ強さと、その試験片の破壊時の大きな音に大変驚いていました。

 

 力くらべ体験「これで君も地震博士」では、地震のおこり方やその特徴、建物を地震に強くするにはどうしたら良いかなど、パネルや模型に触れながら免震建物や液状化現象について学習しました。

 

 耐震実験については、アルミ枠の構造は、金属フレームのみ、麻ひもで筋違い状に補強したフレーム、壁を模した障子紙付フレームの3種類にそれぞれロープをつなぎ、どれが一番壊れにくいか実際に子供たちに綱引き体験をしてもらい検証しました。子供たちには、この実験を通じてモニターに表示された力の大きさや補強による力の違いについて楽しく学んでいただきました。

 また、建物の耐震、制振補強を紙工作で体験できる「紙ぶるる」を作成。自分で揺すってその揺れ具合を観察することで、耐震、制振補強を実感していました。

 

 技術体験「泥だんごを作って学ぶ」では、最初に土が粘土や砂、落ち葉のくずなどが混ざったものであるということを子供たちに学んでもらいました。続いて、粘土を使ったピカピカ泥だんごづくりに挑戦しました。最終工程である泥だんごをピカピカにする作業では、不安そうに泥だんごを磨いていましたが、少しずつピカピカになっていく泥だんごの様子に子供たちも喜んでいました。

 

 

 最後に前田建設工業技術研究所 清水副所長が挨拶し、参加者の代表の方からお礼の言葉をいただきました。

 後日、子供たちから「楽しかった」「粘土とコンクリートについて、もっと知りたい」などの感想をいただいたほか、次回も参加したいという意見が大半で、地域の方々の学びに大きく貢献できたと考えております。

 

 今後もこのようなイベントなどを通じ、当研究所や建設業が果たす社会的な役割などを地域の方々に理解していただけるように努めてまいります。

 

製作体験「来て、見て、体験、コンクリート」

 

水中で濁らないコンクリートの実験に興味津々            キャラクター人形づくりで材料を練り混ぜています

 

力くらべ体験「これで君も地震博士」

 

模型を使った地震の説明を熱心に聞いています            「紙ぶるる」を完成させています

 

技術体験「泥だんごを作って学ぶ」

 

土の正体について学んでいます                   一心不乱に泥だんごを磨いてピカピカに!

 

参加者全員で記念撮影