技術・ソリューション

海水練り自己充填コンクリート SALSEC

国内外の離島やアクセスの悪い沿岸域における工事では、材料の供給や作業人員の確保が困難となるため、現地で容易に入手可能な材料を使用し、効率よく製造・施工できるコンクリートが求められます。東洋建設は、海水や塩分を含む未洗浄の海砂を使用した場合でも優れた自己充填性を有し、従来の高流動コンクリートに比べて低粘性なコンクリート「SALSEC」を開発[官学民6社の共研]し、特殊な環境下におけるコンクリートの製造・施工の効率化に貢献しています。

海水練り自己充填コンクリート SALSEC

製造・施工イメージ(左)  優れた自己充填性(右)

性状保持性

強度発現性

特徴

  • 特殊混和剤の添加により、海水や未洗浄の海砂を用いた場合でも優れた自己充填性が得られます。
  • 従来の高流動コンクリートに比べて粘性が小さいため、ポンプ圧送性の向上や、均し作業の効率化が図れます。
  • 高温環境下においても長時間の性状保持が可能です。
  • 従来の紛体系高流動コンクリートに比べて単位セメント量を削減できるため、温度応力が軽減します。