技術・ソリューション

コンクリートの分割打設による温度ひび割れ抑制工法 HTL工法

「HTL工法」は、マスコンクリートの温度ひび割れを抑制する対策として考案した工法です。コンクリートの発熱体中央に中空材(スパイラルダクト)を配置し、その内部および周辺のコンクリートを分割施工することにより、発熱の時間を遅らせることで部材の温度上昇を低減させます。また、中空部を冷却することで、さらなる温度低減が図れます。温度を低下させたい箇所に任意で中空材を設置でき、特殊な資機材を使用せず施工できるため、コストパフォーマンスにも優れた工法です。

コンクリートの分割打設による温度ひび割れ抑制工法 HTL工法

特徴

  • 水和反応に起因する部材内部の蓄熱を抑制できます。
  • 最大温度および内部と表面の温度差が低減するため、温度ひび割れの発生が抑制されます。
  • 中空部を冷却(送風、送水、貯水)することにより、さらに冷却効果が向上します。
  • 中空部にはコンクリートを充填できるため、施工が容易です。
  • 要求性能に応じて中空材の径、間隔および冷却方法の組み合せを任意に選択できます。