技術・ソリューション

航跡波監視システム

航路周辺では、航路を航行する大型船舶等から発生した航跡波が、作業中の船舶等に与える影響が懸念されます。監視員を配置して監視を行いますが、多方向から不規則に到達する航跡波は把握が難しく、見逃しは作業船の動揺による事故につながる原因となります。航跡波監視システムはAIS情報より得られた船舶データをもとに、航跡波の到達予測を行うシステムです。設定した監視エリアに到達する複数の航跡波を予測し、モニター表示と警報により通知を行います。

航跡波監視システム

特徴

  • 任意の警戒範囲と時間を指定することで、その時間内で航跡波が自船に及ぼす影響を予測します。
  • 付近を航行するすべてのAIS搭載船が監視対象となるため、ヒューマンエラーによる見逃しを防止できます。
  • 警戒範囲に影響のある船舶のみを自動で判別し、予測進路・航跡波形状をモニターに表示します。
  • 警戒範囲に航跡波が到達することが予測される場合は、自動でモニターに表示するとともに警報通知します。
  • インターネットを用いて各作業船、事務所及び携帯端末等で情報共有が可能です。