技術・ソリューション
平面水槽・多方向不規則波造波装置
平面水槽には、周期、波高、波向きの異なる波が多数重なり合った自然の波(多方向不規則波)から、一方向に進む規則波まであらゆる波を造り出すことができる再反射波吸収制御型の多方向不規則波造装置が設けられており、高精度な実験を効率よく行うことが可能です。また、造波能力の性能向上により台風などの暴浪時よりも周期の長い長周期波や孤立波の再現も可能となりました。さらに造流装置を併用して流れを発生することにより、津波の強大な流れを模擬した実験も可能です。港湾・海岸・海洋構造物の配置計画、浮体構造物や作業船の動揺特性、海浜変形などの検討で大きな威力を発揮しています。
平面水槽・多方向不規則波造波装置
埋立地を再現した模型実験
基本仕様
特徴
- 最新鋭のシステムを駆使して自然の水理現象を再現します
- 30基の独立した造波装置により海と同じ多方向で不規則な造波が可能です
- 長周期のうねり性波浪場での施工検討に活用されています
- 大ストローク造波機構により津波対策工の検討にも威力を発揮します
- 大容量の造流装置を併用することで津波越流実験にも対応します