技術・ソリューション

大水深捨石投入管理システム

沖合の大水深な海底に人工海底山脈を築造するためには、石材運搬船から投入するブロックや石材の海底での堆積形状を精度よく予測し、正確な位置に投入することが大きな課題でした。
東洋建設ではこれらの課題を克服するために、新しく「堆積形状予測技術」「投入計画作成技術」「船位置誘導技術」「堆積形状計測技術」を開発し、これらを組み合わせ、東洋独自の施工管理システムとして構築し、高精度な施工を実現しました。

大水深捨石投入管理システム

特徴

  • 石材運搬船の諸元と投入材料・投入水深を設定した解析が可能なため、あらゆる施工に対して高精度な堆積形状予測が可能です。
  • 船舶位置誘導システムでは、石材運搬船と補助船を同時に誘導することで投入位置へ正確に誘導できます。
  • 「投入計画作成支援用システム」を用いて、日々の施工結果を元に翌日以降の施工計画を見直し、確実な施工ができます。
  • 各種測量機器を用いた計測により、海中に投入したブロックや石材の海底に着底するまでの潮流等の影響を予測し、投入位置の補正が行えます。