技術・ソリューション

静的締固め杭工法 SDP-N工法 (NETIS番号:KTK-100012-V)

「SDP-N工法」は、軟弱な砂質地盤に回転駆動装置と強制貫入装置を組み合わせた回転貫入装置によりケーシングパイプ(一重管)を静的に貫入させ、改良杭造成時においても改良材(砂、砕石、再生砕石、その他の材料)の排出・打戻しを静的に行い、拡径された締固め杭(拡径杭)を造成することによって原地盤の密度増大をはかる環境に配慮した静的締固め地盤改良工法です。
「SDP-N工法」の最大の特長である特殊掘削機構は、ケーシングパイプの強制貫入時に、ケーシングパイプ直下の土砂塊を崩壊させながら、崩壊した土砂を強制的にケーシングパイプの外周へ移送させ、削孔壁に押し付けることによって、杭間地盤の締固め効果の向上を期待するものです。
静的締固め杭工法 SDP-N工法 (NETIS番号:KTK-100012-V)

特徴

  • 静的エネルギーにより締固めるため、振動騒音を低減でき、市街地での地盤改良に最適です。
  • 補給材にリサイクルを目的とした建設発生土が利用できるため、工費の節減ができます。
  • 従来使用されている砂から固化処理した建設発生土まで、幅広い材料を補給材として利用することができます。
  • 従来工法と同程度の改良効果が確認されています。