技術・ソリューション
グラブ浚渫トータル施工管理システム
当社では、「グラブ浚渫トータル施工管理システム」を開発しグラブ浚渫の「自動化」「高精度化」「効率化」を進めています。本システムは「3D浚渫施工管理システム(3Dバケットモニター)」「グラブバケット方向制御システム」「3Dグラブバケット」「海底地盤探査ソナー」で構成されています。「3D浚渫施工管理システム」は、浚渫作業を3次元情報で管理し「見える化」を図るシステムです。法面では勾配に合わせてグラブバケットの位置によって浚渫深度を変えてガイダンスを行います。「グラブバケット方向制御システム」は、グラブバケットの向きを設定した向きに自動制御するシステムです。「3Dグラブバケット」は、法面勾配に合わせてバケットを傾けて浚渫でき、また浚渫厚に合わせて容量を変えることが可能です。「海底地盤探査ソナー」にてリアルタイムで海底地盤形状を把握できます。これらを現場条件に合わせて組み合わせることによって、より一層高精度かつ効率的な浚渫が可能となります。
![グラブ浚渫トータル施工管理システム](https://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/03/9477312a8fa5448ebd2693a6b65b8a12.png)
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特徴
- グラブバケット諸元 容量:25㎥、20㎥、15㎥(可変) 自重:64.0t(直巻能力100t以上の浚渫船に対応)
- 吊点を変えることで 1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、水平の6段階で勾配切り替えが可能です。
- 法面部においてバケットの平面位置から演算した目標浚渫深度と、バケット刃先深度との差をリアルタイム表示することができます。
- 刃先深度による3次元で掘り跡表示が可能です。さらに浚渫中に海底地盤形状が把握できます。
- 浚渫必要範囲や可能岸壁・防波堤等の構造物も表示可能です。