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フィリピン共和国で“カガヤンデオロ洪水対策工事(パッケージ2)”受注

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤恭司)は、フィリピン共和国 公共事業道路省(Department of Public Works and Highways:DPWH)発注の「カガヤンデオロ洪水対策工事(パッケージ2)」を受注し、本年3月7日に契約調印しました。本工事は、日本政府が独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じて供与する有償資金協力(円借款)のうち、一般円借款が適用されており、受注金額は約59億円、工期は36ヶ月となります。

 

 フィリピンは、世界でも自然災害の多い国のひとつで、2011年12月には北部ミンダナオ地域を中心に台風センドンが直撃し、被災者約117万人、死者約1,250人という甚大な被害が生じました。なかでも、カガヤンデオロ川下流に位置するカガヤンデオロ市は、これまで十分な洪水対策がとられておらず、台風センドンによってもたらされた上流からの鉄砲水が河川沿いの集落に壊滅的な被害を与えました。

 本工事では、カガヤンデオロ川流域において堤防及び擁壁の修繕・建設などを行います。これにより、同流域の洪水被害の緩和を図り、同地域の安定的な経済・社会の発展に寄与することが期待されます。

 主な工事内容は河川堤防の建設2.3kmですが、工事区域は住民居住地に隣接していることから、工事の影響を最小限に抑える必要があります。そのため日本の高い施工技術が求められており、日本の技術である静的サンドコンパクションパイル工法が採用されています。

 今回の受注は、当社の技術力とフィリピンにおける多くの実績が高く評価されたものであり、当社の技術力を最大限に発揮して工事を完成させ、フィリピン経済の発展と日本政府が推進する持続可能な開発目標(SDGs)達成のための「質の高いインフラ投資」に貢献してまいります。

以 上

 

【工事概要】

施工場所位置図

工事区域

 

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https://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/0037214d3bb2669693c1affe1c2bb578.pdf

 

 

                         問合せ先
      東洋建設株式会社
      国際支店営業部 岡本 元宏
      電話 03-6361-5480
            経営管理本部広報部 北村 健
      電話 03-6361-2691