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去る2018年4月29日、フィリピン共和国パッシグ市において、パッシグ川河川護岸改修工事及びマリキナ川河川浚渫他工事の竣工式が執り行われました。
当日は、日本政府から石井国土交通大臣、羽田在フィリピン日本国大使、大島JICAフィリピン事務所次長、フィリピン政府からビリヤール公共事業道路省(DPWH)大臣をはじめ、次官・局長など本事業の関係者約100名もの方が出席され、盛大な竣工式典となりました。
マニラ首都圏の中心を貫流するパッシグ・マリキナ川の洪水対策工事は、日本の円借款事業のもと着々と進展しており、地域住民が安心して暮らせる環境が整ってきています。今回の竣工式典においては、第3期工事の完成に伴い、日比友好の非常に喜ばしい証しであるとともに、当社に対する高い施工技術力と成果に対して両大臣より感謝の言葉をいただきました。
【フィリピンマニラ首都圏洪水対策プロジェクト】
台風が猛威を振るうたびに甚大な被害の出るフィリピンにおいて、JICA(日本国際協力機構)がマニラ首都圏の中心を貫流するパッシグ・マリキナ川の洪水被害の緩和ならびに河川沿いの環境改善を目的として、洪水対策プロジェクトに着手したのは1990年頃のことです。2009年より当社施工による河川改修が進められ(第2期工事、2013年に竣工)、2014年より第3期工事に着手、2018年に竣工となりました(マリキナ川は現在追加浚渫箇所を施工中)。
当社は1973年にフィリピンに進出して以来40年以上が経過いたしました。今後もインフラ整備事業をはじめとする様々な事業に参画し、当社の高い技術力を駆使して同国の社会および経済発展に寄与してまいります。