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建築施工技術研究発表会を開催しました

 東洋建設株式会社(社長 武澤 恭司)は、2020年6月9日に本社会議室を本拠とし、「2020年度 建築施工技術研究発表会」をweb会議にて開催しました。

 

 当日は全国9支店で選考された代表者10名が各々の遠隔拠点から参加、これにスタッフ、審査員、聴講者を加えた70名強がweb上に会しました。発表者は2019年度に担当した現場で実施した、施工上の効率化や品質向上策、工期短縮への取り組みなどの事例を20分以内で予め収録したビデオ(音声付きPower Point)により発表し、発表後の質疑応答をオンラインで行うという新しいスタイルを採用しました。

 冒頭、川逑副社長は「今回の発表会が新型コロナウィルス感染症の発生によりリモートでの開催となったことに触れ、残念なことに今まで私たちが当たり前だと思って過ごしてきた日常が、決して当たり前ではないと強く気付かされる世の中となったが、このような形で会議ができたり、テレワークで在宅勤務ができたりと、今までにない働き方改革が加速されていると実感できる。私たち「モノづくり」に携わる企業として、モノのつくりかた、モノづくりの仕方を変えていかなくてはならない。そのような意味で建築技術の研究や新技術の開発は避けて通れない課題であり、それが出来なければ真の意味で働き方改革は成しえない。本日の発表会を通して技術を全国に水平展開し、一歩進んだ技術集団としてアピールできたらと期待している。新中期経営計画がスタートしたタイミングでこのような環境になったが、「レジリエント企業」としての自覚を持ちながら、この難局を突破しよう。」と挨拶しました。

 

 最優秀賞には、九州支店の 岡橋 侑也 氏が発表した「BIMを活用したごみ処理施設の現場管理に挑む」が、優秀賞には、関東建築支店 峯下 真樹 氏の「ReReC操業しながらの改修工事」と国際支店 妹尾 英克 氏の「雨期洪水地域における基礎工事対策と効率化」がそれぞれ選ばれました。

 岡橋氏の発表内容は、「多くの関係者が関わる中、BIMは効率よく合意形成を行い、また不具合の未然防止に大きく寄与している。広く水平展開が期待できる」と評され、最高賞である最優秀賞に輝きました。

 最後に挨拶に立った平田取締役専務執行役員建築事業本部長は「先行き不透明とは言われるが、建設業界は3月、4月も懸命に仕事を続けてきており、現場の利益が会社を支え、年度計画の達成に繋がる。それを支える施工であり技術であるから今後も研鑽をしていって貰いたい」と総括し、発表会を終えました。

 

 建築施工技術研究発表会は今回で27回を数えました。技術の蓄積、若手職員の技術力向上のため、今後も継続してまいります。

 

川逑副社長の挨拶

平田本部長の挨拶

発表中の画面

最優秀賞の岡橋 侑也氏

左から 川逑副社長、関東建築支店 峯下 真樹氏、九州支店 岡橋 侑也氏、国際支店 妹尾 英克氏、平田浩美取締役専務執行役員建築事業本部長