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建築施工技術研究発表会を開催しました

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤恭司)は2021年5月21日、本社会議室を拠点に「2021年度 建築施工技術研究発表会」をweb会議で開催しました。

 開催にあたっては、本支店や美浦研究所、さらに各作業所へ91件のリモート聴講の案内を行い、小規模会場を効率的に設置することで、社内ネットワークの負担を低減しながらより多くの方が聴講できるようにしたところ、当日は最大で76件の同時アクセスがあり、100名を超える聴講がありました。 

 全国8支店で選考された代表者9名は、2020年度に担当した現場で実施した施工上の効率化や品質向上策、工期短縮への取り組みなどの事例を20分以内で発表し、発表後の質疑応答をオンラインで行いました。

 

 冒頭、平田取締役専務執行役員建築事業本部長から、「この発表は、建築技術や施工についての非常に貴重なレポートであり、事例の水平展開をして建築事業の更なる発展に寄与することを願っている」と挨拶があったのち、発表が開始されました。

 

 審査員による議論の結果、2021年度の最優秀賞には、九州支店の西俣 竜斗氏が発表した「RC造冷蔵倉庫における躯体のサイクル工程」が、優秀賞には、関東建築支店の田中 大輔氏の「ごみ処理施設の防臭区画と省力化工法」がそれぞれ選ばれました。

 西俣氏の発表内容は、「当社初のRC造冷凍冷蔵庫で未知の工法や工程がある中、試行錯誤を重ねチャレンジしたことは高く評価できる」として最優秀賞の栄誉に輝きました。

 

 平田本部長は、「このような施工技術を使い、品質のより良いものを、工期で云えば一日でも短く、金額で云えば一円でも安く、お客様に提供することが一番大事な使命である。是非水平展開していただきたい」と総括しました。

 最後に、川逑取締役執行役員副社長より「すべての事例に関して、大変熱心に問題解決に努める姿が伝わってきた。今後の働き方改革や生産性の向上を考えれば、いずれも大事な技術になってくる。大変厳しい中での現場運営が続くが、諦めることなく愚直に技術の向上に努めていただきたい」との閉会挨拶があり、発表会を終えました。

 

 建築施工技術研究発表会は今回で28回を数えました。発表会で報告された事例は、当社の技術の蓄積、若手職員の技術力向上に寄与していますので、これからもより質の高い発表会となるよう、日々の努力を続けてまいります。

 

以 上

平田本部長の挨拶

川述副社長の挨拶

左から 川逑副社長、関東建築支店 田中 大輔氏、九州支店 西俣 竜斗氏、大阪本店 佐々木 翼氏、平田建築事業本部長

最優秀賞の西俣竜斗氏

発表中の画面