トピックス

建築施工技術研究発表会を開催しました

 東洋建設株式会社(社長 武澤 恭司)は、2022 年 5 月 20 日に「2022 年度 建築施工技術研究発表会」を Google Meetを利用したハイブリット形式で開催しました。
 当日は全国 7 支店で選考された代表者 7 名による技術研究発表と、美浦研究所から 2 件の特別発表がありました。発表者は 2021年度に担当した現場で実施した施工上の効率化や品質向上策、工期短縮への取り組みなどの事例を 15分以内で発表し、発表後に審査員と質疑応答を行いました。

 

 発表会に先立ち、平田取締役専務執行役員建築事業本部長から「今年度の完工目標は 650 億と、昨年度の 1.5 倍以上であり、目標を達成するためには生産性を向上する技術開発や水平展開が重要である」との挨拶がありました。

 

 最優秀賞には、九州支店の浅野 康平氏が発表した「構造変更を伴う大規模改修 ReReC®*の管理手法」が、優秀賞には、関東建築支店 岡田 文人氏の「食品工場に於ける施工効率アップへの取組み」と、同じく関東建築支店 安保 好彦氏の「物流倉庫における省力化工法による効率化」がそれぞれ選ばれました。そして、大阪本店 今居 幸信氏の『特殊基礎工法における施工と仮設計画』が審査員特別賞として選定されました。
 浅野氏の発表内容は、「当社として過去最大規模の ReReC®*案件であり、多くの技術検討と交渉を重ねチャレンジしたことは高く評価できる」として最優秀賞の栄誉に輝きました。

 

 最後に、酒井建築部長は「当社の建築が価値ある企業の事業として存続するためには、経営理念にある創意工夫が欠かせない。また、日々技術を磨き後世に残していくことが重要。本日は現場をはじめ本支店や営業および設計の多くの方々による強い思いを感じられた」との閉会挨拶があり、発表会を終えました。

 

 建築施工技術研究発表会は今回で 29 回を数えました。技術の蓄積、若手職員の技術力向上のため、今後も継続してまいります。

 

ReReC®* =Renewal(再生)+ Renovation(性能向上)+ Conversion(用途変更)

 

平田本部長の挨拶

酒井建築部長による講評

最優秀賞の浅野 康平氏と発表中の画面

左から 大阪本店 今居 幸信氏、関東建築支店 岡田 文人氏、平田浩美取締役専務執行役員建築事業本部長、九州支店 浅野 康平氏、川述副社長、関東建築支店 安保 好彦氏