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美浦研究所施設を一般公開しました

 2022年12月3日、東洋建設は茨城県の美浦村と共同で当社の研究施設である「美浦研究所(茨城県稲敷郡美浦村)」を公開しました。コロナ禍ということもあり、美浦村の小学生と保護者の方8名の参加でしたが、例年とは違い親子一緒に体験することができたり、また職員も一家族に数人付き添うことができ、和やかな雰囲気での開催となりました。

 最初に土木事業本部 藤原顧問の開会の挨拶があり、美浦研究所 末岡所長によるイベント概要の説明ののち見学・体験を行いました。

 

製作体験『来て、見て、さわって』くらしをささえる便利なコンクリートを知ろう

 コンクリートをハンドスコップで実際にこねてもらい、増粘材を入れる前と入れた後の違いを体験してもらいました。増粘材を入れたコンクリートは粘り気を増し、水が汚れず環境にやさしいコンクリートであることをご理解いただきました。

みんなでコンクリートの練り混ぜ体験

2種類のコンクリートは水槽でどうなるのかな?

 

 続いて、例年大好評のキャラクター人形づくり体験です。好きなキャラクターの型枠を子供たちが選び、思い思いの着色材を混ぜ合わせたコンクリートを流しこみました。参加者は、どのような仕上がりになるのか楽しみにしている様子でした。

コンクリートに着色材を入れてどんな色にしようかな?

コンクリートをキャラクターの型枠に流し込み中

 

力くらべ体験『これで君も地震博士』地震に強い建物を知ろう

 地震のおこり方やその特徴、地震に強い建物のしくみの説明を受けたあと、アルミフレーム模型との綱引き体験をしてもらい、補強なしと筋交い補強および障子補強の3種類の違いについてどんな構造が地震に強いか学んでいただきました。

 また、「紙ぶるる」という建物の耐震と耐震補強を学ぶことのできる紙工作を体験しました。自分で紙をぶるぶると揺らすことで、筋交いの有無により建物の揺れの違いを実感してもらいました。

地震に強い建物のしくみの説明に耳を傾けている様子

「大人も手伝ってよ!」と言いながら綱を引く子供たち

紙ぶるるの家づくりに真剣に取り組んでいます

ここを折って、ここを貼って、これでいいのかな?

技術体験『環境にやさしい光の科学』LEDでいろんな色をつくってみよう

 環境にやさしいLED電気を使って「光る箱」をつくることで、光の仕組みを学びました。細かい作業に苦戦しながらもきれいにLEDを光らすことができ喜んでいました。

LEDの光る箱づくり製作中

どっちの色がきれいだと思う?

集合写真

 

  最後に閉会の挨拶として、美浦村生涯学習課の青木和城様よりお礼のご挨拶をいただき、終了となりました。 後日、参加された方からのアンケートでは、「コンクリートのキャラクターづくりが楽しかった」や「作成したLEDをクリスマスツリーに使用したい」などの感想がよせられ、来年に通じる大好評なイベントとなりました。

 当社では、今後ともこのようなイベントを通じて、研究所や建設業が果たす社会的な役割や重要性などを地域の方々に理解していただけるように努めてまいります。