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東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤 恭司)は、2023年3月17日に行われた国土交通省主催の「インフラDX大賞 授与式」において、令和3年度に完了した北陸支店の「敦賀港(鞠山南地区)岸壁(-14m)築造工事(その3)」が優秀賞を受賞しました。
受賞理由は、以下の3点となっています。
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- 岸壁本体工等の施工にあたり、ケーソン据付システム「函ナビ」を使用し、ケーソン位置・挙動をリアルタイムで可視化するとともに、注排水管理の可視化・自動化により、作業人員3名を省人化(約28%)、1函あたり概ね2時間の施工短縮が図られた。
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- GNSSを活用した投入位置誘導システムの導入による捨石投入時の可視化や、360度VR画像を活用した施工管理システムの使用による重錘締固めを行い、潜水士の均し作業を26%軽減させるなど、ICT技術の活用により、安全性の向上とともに有効性の高い取り組みである。
- 非対称構造を有する異形ケーソンの据付けにおいて活用が実装できたことから、今後、 現場に応じて他社の技術を活用することも含め、改良が進むことが想定されることから、波及効果が期待できる。
国土交通省は平成29年度よりi-Construction大賞を実施してきましたが、令和4年度からは「インフラDX大賞」と改称し、建設現場の生産性向上に関する取り組みだけでなく、インフラの利用・サービスの向上といった建設業界以外の取り組みへも募集対象を拡大しました。
授与式で斉藤鉄夫国土交通大臣は、受賞者の取り組みを「まさにインフラ分野のDXを実現するもの」と称えました。国土交通省が2023年をDXによる変革を一層加速させる『躍進の年』と位置付けていることから、当社も建設業界全体の生産性、安全性等の向上に貢献できるよう、より一層DXの取組みに注力してまいります。

表彰状を受け取る大林取締役

左から 大林取締役、斉藤鉄夫国土交通大臣