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フィリピン共和国 カガヤンデオロ洪水対策工事(パッケージ2)の竣工式が執り行われました

 当社がフィリピン共和国で建設を進めていた”カガヤンデオロ洪水対策工事(パッケージ2)”の完成に伴い、2023年5月26日に竣工式典が開催され、フィリピン公共事業道路省ボノアン大臣をはじめ、在フィリピン日本国大使館並びにJICAフィリピン事務所の関係者、当社からは相川国際支店長など、約200名が出席しました。

 

 本事業は、2011年12月に同国ミンダナオ地域を襲った大型台風(フィリピン名センドン)による甚大な被害の経験から、同地域の洪水リスクの管理・緩和を企図した日本の円借款による政府開発援助(ODA)案件で、当社は日本の技術である静的サンドコンパクションパイル工法を採用し、カガヤンデオロ川流域における堤防および擁壁の建設等を行いました。

 

 式典ではボノアン大臣らより、ODAを通じたこれまでの日本の支援に対する深い謝辞とともに、当事業が地域の安全性・利便性の向上につながることへの期待が述べられました。

 

 当社は1973年に同国に進出して以来、約50年間にわたり様々な事業に参画してまいりました。現在は2021年7月に受注したパッシグ・マリキナ川河川改修事業(パッケージ2、パッケージ3)を施工しています。

 

パッケージ3は東洋・清水共同企業体による施工

 

 当社は、今後もフィリピン経済の発展と日本政府が推進する「質の高いインフラ整備」の実現に向けて、工事を通した当社技術の展開や現地人財の育成を図り、広く貢献してまいります。

竣工記念銘板の除幕式

関係者によるテープカットの様子

上流側より撮影①

上流側より撮影②

下流側より撮影①

下流側より撮影②