- TOYO HISTORY
- LANGUAGE


6月26日、東洋建設株式会社(代表取締役社長執行役員:中村 龍由、本社:東京都千代田区、以下「当社」)は、かねてより建造を進めていた自航式ケーブル敷設船の引渡し式をノルウェーVARD社の造船所にて執り行いました。式典には当社およびVARDグループの関係者らが参列し、本船の完成を祝いました。
本船「DISCOVERY」は、当社が長年培ってきた海洋土木技術を最大限に活かし、国内洋上風力市場における海底ケーブル敷設工程の確かな担い手として機能する戦略的中核資産です。今後、日本への回航および国内での最終仕上げを経て、実運用に向けた準備を着実に整えてまいります。

自航式ケーブル敷設船「DISCOVERY」

引渡し式の模様
**************************当社 中村社長コメント*********************************
このたび、VARD社をはじめ、「DISCOVERY」の実現にご尽力をいただいた多くの関係者の皆様とともに、この節目を祝うことができ、大変光栄に思います。日本での本格的な事業展開に向けて準備を進めていくにあたり、顧客の皆様、事業パートナーの皆様、そして社会の皆様のために、長期的な価値創造に引き続き尽力してまいります。
********************************************************************************
***************************VARD社 代表コメント********************************
我々VARDは、この最新鋭かつ高度な機能を備えた船舶を東洋建設株式会社へ引き渡すことができ、誇りに思います。
本船は、東洋建設、ClassNK、そしてVARDグループの総力をもって、日本の船級および船籍に関する要件への完全な適合を実現しながら、高い技術力、設計の柔軟性、専門性を結集して完成させたものであり、まさに強固な協力関係の結晶と思っています。
本船は日本最大級のケーブル敷設船です。着脱式のケーブル敷設システムを備え、2基のオフショアクレーンを搭載するなど、さまざまなオフショア作業に柔軟に対応することができます。
この革新的なプロジェクトの完成に向けて無尽の努力を傾けていただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。あわせて、新たな船舶を迎えられた東洋建設株式会社の皆様に、心よりお祝い申し上げます。
********************************************************************************
■ 船名「DISCOVERY」の由来
「DISCOVERY」には、当社の海洋ビジネスの進化を示す確かな哲学が込められています。当社で活躍する自航式多目的船「AUGUST EXPLORER(2016年竣工)」が未知の可能性を「探検・調査する者」であるなら、本船「DISCOVERY」は確かな答えを「発見・獲得する者」です。この2隻が揃うことで、当社の海洋ビジネスが新たなフェーズへと進化したことを示しています。
■ 本船の能力と施工性
本船は、日本の複雑かつ厳しい洋上環境向けに設計・建造された国内最大級の自航式ケーブル敷設船です。国内最大級となる総容量9,000 tのケーブルタンクを搭載し、大規模かつ高難度な敷設工事を一貫して実施できる施工基盤を有しています。また、自動船位保持システム(DP Class 2)を搭載しており、変化の激しい海象条件のもとでも安全かつ高精度なケーブル施工を実現します。
さらに、Cable Laying ModeとConstruction Modeの切り替えが可能であり、将来本格化が見込まれる浮体式洋上風力の係留工事や海底直流送電(HVDC)網の構築など、次なる市場フェーズにも柔軟に対応できる拡張性を備えています。
■ 今後のロードマップ
中長期的な拡大が見込まれる洋上風力市場においては、「市場の動きに確実に対応できる稼働体制」を先行して整えることが競争力となります。本船はこれより日本に向けた約3ヶ月の回航に入り、到着後は国内運用に向けた最終仕上げを行います。また、本年3月には石狩湾新港を母港とする協定を締結しており、地域社会との共存共栄を目指してまいります。市場投入へのプロセスを段階的に進め、いつでも現場に投入できる万全の体制を着実に構築してまいります。
■ 事業ステートメントとキーワード「Connextion(コネクション)」
本船の完成は、設備の拡充にとどまりません。当社にとって、長年培ってきた海洋土木の技術と知見を、洋上風力発電設備の建設・施工プロセスの中でも、とりわけ中核となる工程へと本格的に投じる、事業の新たなフェーズの始まりです。この節目にあたり、日本の洋上風力を確かな社会インフラへと育てていく当社の目指す姿を、以下のステートメントとキーワード「Connextion(コネクション)」に集約しました。
第一に、海洋のポテンシャル解放と未来への貢献。手付かずだった海から新たなエネルギーを生み出し、洋上風力建設にとどまらず、地球規模の持続可能な未来を築いていきます。
第二に、「あたらしいつながり」による産業への貢献。最新鋭のケーブル敷設船「DISCOVERY」を起点に、多様なプレイヤーと確実につながりながら重要な工程を担い、バリューチェーン全体を支える信頼される事業パートナーとして機能してまいります。
第三に、次世代に誇れる絆と働き方の実現。世界に誇る設備と新しい働き方を実現する船のもと、同じ夢を持つ仲間たちとともに、この仕事と海を希望に満ちた未来へとつないでいきます。
「Connextion」は、「Connection(つながり)」と「next(次・未来)」を組み合わせた造語です。洋上風力に関わるすべての人々に次世代のあたらしいつながりを生み出していくという約束と、海洋に秘められた広大な可能性を引き出し、希望に満ちた未来へとつなげていくというビジョンを表しています。
【参考】

お問合せ先
東洋建設株式会社 GX事業本部 GX企画部
お問い合わせ https://www.toyo-const.co.jp/contact/offshore-wind