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名古屋工業大学のFD研究会で当社のAI研究について講演

 東洋建設株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:中村龍由、以下「当社」)総合技術研究所は、2026年7月13日に国立大学法人名古屋工業大学で開催された第2回FD研究会「土木分野におけるAI・デジタル技術の利用と人材育成」において、当社 総合技術研究所 データサイエンス研究室/水工研究室の研究員である増田和輝が「深層学習と物理法則の融合による波動伝播のサロゲートモデリング」と題して講演しました。

 本研究会は、大学の授業・教育方法の改善を目的とするFD(Faculty Development)の取組として、名古屋工業大学の教職員を対象に開催されたものです。建設会社、建設コンサルタント、大学の各立場から、土木分野におけるAI・デジタル技術の活用事例が紹介されました。

総合技術研究所 増田研究員による講演の様子

パネルディスカッションの様子

 講演では、当社が開発を進めているAIを活用した波浪予測や沿岸防災の研究を中心に、深層学習と物理法則を組み合わせる取組を紹介しました。データのみで学習したAIでは、学習していない条件で精度が低下することや、推定結果の理由を説明しにくいことが課題となります。これに対し、物理法則を学習に取り入れることで、推定結果の信頼性向上を目指す研究の考え方を説明しました。

 後半のパネルディスカッションでは、AIの利用が日常化するなかで、学生や若手技術者に必要な能力、教育・実務におけるAI利用の在り方、技術者倫理について議論しました。AIの出力をそのまま採用するのではなく、専門分野の基礎知識に基づいて妥当性を検証し、適用範囲や限界を踏まえた上で、最終的な判断と説明責任を人が担うことの重要性について認識を共有しました。

 今回の研究会は、当社の研究内容を紹介するとともに、AI時代の土木技術者に求められる知識・能力や技術者倫理について、大学教員や他社の技術者と意見交換する機会となりました。

 当社は今後も、AI・デジタル技術と土木工学の専門知識を融合した研究開発を推進し、波浪予測および沿岸防災技術の高度化に取り組んでまいります。

 

 

お問合せ先
東洋建設株式会社
総合技術研究所
研究統括部・鳴尾研究所
電話 0798-43-0661