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「大型海上クレーンに対応した吊荷上下動低減装置」の開発が海洋資源開発関連技術高度化研究開発支援事業に採択

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤恭司)は、株式会社三井造船昭島研究所および株式会社SKKと共同で開発する“洋上での大型クレーン作業の安全性を向上し、稼働率を向上させる「大型海上クレーンに対応した吊荷上下動低減装置」”について、国土交通省海事局が支援する海洋資源開発関連技術高度化研究開発支援事業に応募し、採択されました。

 

 本装置は、海上クレーンで洋上作業を行う際に、吊荷の上下動を低減するものです。これまでも、上下動低減が可能な小型の装置はありましたが、国内では大型クレーンに対応するものはありませんでした。

 大型海上クレーンの作業海域は、比較的静穏な港湾内がほとんどでしたが、今後は洋上風力発電所をはじめとする外洋での作業が増えることが予想されます。港湾内よりも厳しい波浪条件で作業を行う外洋工事は、船舶が作業できる日や時間が限られて工期が延び費用が高くなりますが、本装置の開発により稼働率が向上することでコスト低減が期待できます。

 

 当社は、これからも洋上作業関連技術を研究開発することで、我が国の海洋開発の発展に貢献してまいります。

 

 

国土交通省海事局の発表内容はこちらをご覧ください。

 

問合せ先
東洋建設株式会社
土木事業本部機械部
電話 03-6361-5465

 

本開発の適用例(洋上風力発電設備)

本開発の対象となる大型海上クレーン(例)