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「安全ルールの見える化ツール」をモバイル端末に実装
~若手職員のレベルアップ・事故の未然防止などを期待~

 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤 恭司)は、安全ルールの共有方法や安全指示の伝達方法を改善する「安全ルールの見える化ツール」を全職員に配布したiPhone に実装しましたので、お知らせします。

 

 従来、若手職員は安全ルールの確認時においては、現場で紙ベースの安全手帳を確認したり、作業所に戻りパソコンで社内ポータルサイト内の社内通達等を確認していました。

 今回実装した「安全ルールの見える化ツール(図-1)」は、チャットボット(自動会話プログラム)に労働安全衛生法に加え、社内規程等の安全ルールをイラストと共に覚えこませたもので、検索したいキーワードをキーボード・音声検索することで、オートシェープ内に記載した安全のポイントおよび社内通達や水平展開事項が、イラストや黄色マーキングされた対象ワードとともに、瞬時にわかりやすく「見える化」して表示されます。これにより、若手職員がモバイル端末を使用して、作業中にいつでもどこでも安全のポイントや社内ルール等をイラストと共に簡単に確認できるため、リアルタイムに適切な指示ができ、協力会社にも必要に応じて注意ポイントのイラストに加筆し転送することで情報共有ができます。

 

「安全ルールの見える化ツール」の主な効果

● 全技術職員に配布されたiPhone 13 Proを利用して、いつでもどこでも簡単に安全ルールを検索できるため確実な安全指示や効率化が図れます。

● 検索結果の労働安全衛生法と社内規程の両方が安全のポイントとして1枚のシートでイラストと共に表示されるため、作業を俯瞰的に捉えられ若手にも分かりやすく理解できます。

● ビジネスチャット「direct」のトーク機能を使って、検索結果のイラストに手書きの丸印や必要なメッセージを追加し協力会社に転送することで、リアルタイムな指示や情報共有ができます。

● 現地での記載を可能としたプルダウン等の選択式フォームと電子印・電子サイン機能(「eYACHO」)を付けた作業計画書や連絡調整シート(図-2)および安全パトロール指導票(図-3)に、「安全ルールの見える化シート」を組み込むことで、重大事故を未然に回避するためのルールを反映させた作業計画作成時のフォローや安全パトロール時の確実な是正指示が行えます。

● 新しい通達や緊急で折り込みたい情報はチャットボットに覚えさせることでリアルタイムに更新できます。

 

 当社は、ICTの推進を通じた業務の効率化や若手職員のレベルアップを図るとともに、デジタルツールを駆使して「不便」を「便利」に変えていき、若者にとって魅力ある建設産業の実現に貢献してまいります。

「direct」は株式会社L is Bの登録商標です。

「eYCHYO」は株式会社MetaMoJiの登録商標です。

 

PDFはこちらでご覧いただけます

https://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/20221014.pdf

 

問い合わせ先

東洋建設株式会社

土木事業本部技術営業部

電話 03-6361-5463