技術・ソリューション

サイホン式余水排水工法『バケットサイホーン』

「バケットサイホ-ン」は、グラブバケット内の余水をサイホンの原理で排水する装置です。従来、浚渫土砂の改良を伴う浚渫工事においては、バケット内の余水を時間をかけて排水した後、土運船に積み込んでいましたが、この工法は動力を使わずに排水時間を大幅に削減できるため、浚渫作業時間が短縮できます。また、浚渫時の汚濁拡散の低減、作業時間の短縮によりCO2の削減にも寄与します。
【特許出願中】出願番号:特願2020-212479

サイホン式余水排水工法『バケットサイホーン』

特徴

  • 簡易な構造なので、いろいろなタイプのバケットに装着できます。
  • 土厚に応じてバケット内部のパイプ長を伸縮させることで効果的に排水できます。
  • 土運船への余水混入が大幅に低減できるため、浚渫土の積込み量を増加でき、土運船運搬の効率化につながります。
  • 浚渫土の含水比調整低減が容易にできるため、土砂改良効率が向上します。
  • バケット内の上水(うわみず)を事前排水するため、浚渫時の汚濁拡散を低減できます。
  • 排水時間の削減により、作業時間の短縮が図れるため、グラブ浚渫船稼働に伴うCO2排出量の削減に寄与できます。