技術・ソリューション

浮体式洋上風力発電 TLP型浮体形式の開発

浮体式洋上風力発電の浮体形式は、緊張係留のTLP型とカテナリ係留(緩係留)のセミサブ型、スパー型などがあり、それぞれ特徴があります。
TLP型浮体形式は、カテナリ係留と比べて海域占用面積を大幅に削減できるため、漁業や船舶運航への影響を抑えることができ、優れた社会受容性を発揮できます。これまで国内での実証実績がありませんが、技術開発により課題の克服に取り組んでいます。

浮体式洋上風力発電 TLP型浮体形式の開発

浮体式洋上風力発電の実現に向けて

 

TLP型浮体形式の係留基礎を設計するうえで、構造物・地盤の挙動を把握するために、縮尺模型を用いて実際の応力状態を再現できる遠心載荷実験を行いその特性を確認しています。

他にも大水深での海底地盤調査方法や施工方法の検討を行っていいます。本研究開発では、コスト低減に向けて研究をしており、浮体式洋上風力発電の実現を目指しています。

 

特徴

  • 海域占用面積を抑えられ漁業や船舶運航への影響を低減できる
  • 波による浮体の動揺が少ないため、風車の損傷リスクを低減でき維持費などのコスト削減ができる