技術・ソリューション

浚渫土固化圧送工法 LMP(ランプ)工法

「LMP工法」は、空気圧送中の浚渫泥土に改良材を添加・混合することにより、埋立地の利用に必要な地盤強度を与え、浚渫工程終了と同時に供用を開始することができる工法です。また、強固な地盤から作業性を確保する程度の改良まで、利用目的に応じて改良材の種類と添加量を選択し、強度を調整することができます。このため埋め立て後の地盤改良を大幅に削減します。
従来の事前混合処理工法などでは、専用の混合プラント船などの諸設備が必要でしたが、「LMP工法」は空気圧送中の管内で改良するため、簡易な機構・設備で埋め立て・造成が可能となりました。

浚渫土固化圧送工法 LMP(ランプ)工法

ラインミキサ混合効果

圧送中の浚渫泥土に改良材を混合する場合、充分な管内混合効果を得るためには、ある一定の長い距離が必要になります。しかし管内混合区間が長い場合、管内清掃や施工手順の変更に対して時間と労力を必要とし、輸送能力の低下を免れません。
「LMP工法」は、改良材添加後の送泥ラインに新たに開発したラインミキサを配置し、ミキサ内部で強制的にプラグを崩壊させて高い混合効果を得るため、管内混合区間を大幅に短縮します。

特徴

  • 管内を移動する流体エネルギーを利用した混合方式のため、経済的な混合が可能です
  • LMP型ラインミキサが混合効率を飛躍的に高めます。
  • 埋立地盤が必要とする強度に応じて改良材の種別、添加量を調整することにより、確実な改良が可能です。
  • 改良材スラリープラント、添加設備およびラインミキサユニットのみで構成された簡易な設備で施工します。